メールはこちらからどうぞ

twitter

Follow Me!

孵化~孵化10日目

 

 

6月13日 曇り時々雨



今日は孵化予定日。

無事に巣立ちを迎える迄は通過点に過ぎませんが、前回は抱卵中ここに辿り着くあと1歩というところで残念な結果になってしまったので、ようやくといった感じ。

抱卵中ヘビは出るし、スズメがちょっかい出しに来るし、ネコが辺りをうろつくなど心配要素てんこ盛りでした。
 
 
さて先月29日から抱卵に入り、約2週間で孵化という計算で今日を孵化予定日としていましたが、実際の抱卵日数は13~17日とばらつきがあります。


取り合えず孵化予定日を迎えたことから、今朝は朝食中に家族との会話で「玄関を出る時は卵の殻が落ちてるかもしれないから注意して見てね」と伝えました。
 
 
そして出勤の準備を済ませ家を出ると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

卵の殻が落ちてる!!!

 

 

ちょっと風が吹くと飛ばされてしまうくらい軽い卵の殻。
ツバメは最初に孵化した卵の殻を大家さんへプレゼントしてくれるそうで、残りは離れた場所に捨てに行ってしまうことが多いそうです。
 
 
誰がそのように伝えたのか分かりませんが、大家さんの間ではそのように言われています。

科学的根拠は?なんて云うのはナンセンス。

私は「無事に孵化したよ!」と云うお知らせも込められていると思い、殻は有り難く頂戴しました。


卵の殻を片手にふと辺りを見ると、エアコンの室外機の下にもう1つの殻が!
二つの殻を合わせてみましたが、どちらも尖ってる側の殻で別々の卵の殻ということが判明しました。

つまり最低でも2羽の雛が孵化したことになります。
 
嬉しさでいっぱいですが仕事に行かなくてはならない時間ということもあり、卵の殻を家に保管して出勤。



そして課業を終えいつも通りの帰宅。

巣には今までと同じくメス・・・もとい、母ちゃんツバメの姿。
まだ孵化したばかりで羽の生えていない雛は体温調節ができないので親鳥が保温をします。


下手に刺激を与えないように直ぐに家の中に入り、家の中から様子を見ることにしました。
とは云っても巣は見えないのですが、昨日までと違うのはしきりに父ちゃんツバメが巣の周りを行き来しています。

餌を運んでいるのかな?


その様子をぼんやりと眺めていると白い物体を咥えて巣から出て行く母ちゃんの姿!

白い物体を道路へ放り投げ直ぐに巣へ戻りました。
 
 

 

卵の殻だ!!!!!


車に潰されてしまう前に急いで玄関と別の出入口から出て確認!


あった!
やはり道路に投げ捨てたのは卵の殻でした。
 
卵の殻を持ち帰り記念撮影。

 

 

これで最低3羽の雛が孵化しました。


ツバメは1日置きに1個ずつ卵を産むので孵化も1日置きかと思いきや、最後に孵化した子が成長の段階で不利にならないよう1~2日の間に全ての卵が孵化するそうです。

一体どうやって帳尻を合わせているのが不思議なもんだ。
 
 
明日には全ての子が孵化するはずなので、親鳥の行動にどんな変化があるのかじっくりと観察してみようと思います。

 

 

 

 

6月14日 曇り時々晴れ


今日は日曜日。

フィールドでの観察を終えてから我が家での観察です。

昨日は卵の殻を見つけることで最低3羽の孵化したことが分かりましたが、今日は自宅周辺に殻は落ちていません。
遠くへ捨てたのか風に飛ばされたのか・・・


一方ツバメの様子ですが、抱卵中は巣の中でじっと伏せるような形だったのに比べ、今日は巣の中でモゾモゾと動いたり伏せたりの繰り返し。


抱卵は主にメスが行っていましたが今日は4~5分置きくらいの間隔で父ちゃんと母ちゃんが入れ替わります。

 


巣に入る親鳥は直ぐに伏せて保温の態勢に入らず、巣の縁に止まって雛に餌を与えているようです。


巣へ戻った瞬間の親鳥の嘴を拡大してみましたが特に餌らしい物は見当たらず。
孵化したばかりの雛に合わせ、極小サイズの虫なのか、口に含んできているのか・・・



いずれにしても角度的にハッキリしたことは分からず。

餌を与えるような仕草を見せた後は伏せた形で保温の状態に。


伏せた状態からまたモゾモゾ・・・!!!?


雛のウンチらしき物を咥えてる!


 

雛のウンチは膜のような物に包まれていて、巣の中を清潔に保つ為に親鳥はウンチを咥え巣の外に捨てに行きます。

これはツバメ以外の鳥にもある行動ですが、その様子を撮影!と思ったら・・・



食っちまった。
 
 
これはビックリ。
調べてみると孵化したばかりの雛のウンチは親鳥が食べてしまうことがあるらしい。
人間は孫の存在を目に入れても痛くないと例えることがありますが、ツバメは我が子のウンチを食べても平気なようです。
 
 
ただ、ウンチを食べた親鳥は「オェーオェー」みたいな感じで何度も嘴を開いていました。
喉に絡まっているんですかね。

 

 

観察を終え19時頃、買い物の為に外に出ると玄関で卵の殻を発見!

これで4個目ということで、最低4羽の雛が孵化しました。
 
 
次の週末には雛の顔が見えているはずなので、順調な成長を願いましょう。

 

 

 

 

6月16日 晴れ



今朝は晴れの天気で朝の冷え込みもありません。

雛を育てるには好条件といった感じで、5時に外の様子を見てみると既に親鳥がせっせと餌を運んでいました。
 
 
今日は出勤前には玄関前を水洗い。
親鳥が落としたウンチが幾つかあり、衛生面とヘビ対策の為に綺麗にしました。

ツバメが繁殖するうえで主に天敵となるのはカラス・ヘビ・猫・スズメ。
ヘビに関してはピロピロと出すあの舌でウンチの臭いを感じとり、音もなく忍び寄って巣を襲います。
(厳密には空気中の臭いを舌に絡めて嗅覚器官に取り込む)


ツバメではありませんが私かフィールドで観察してる際、高い樹上にある巣をヘビが襲うところを目撃したことがあります。
このように垂直に昇ることもできるヘビは非常に恐ろしい存在なのです。
 
 
さて玄関前の清掃を終え車の中から少し様子を見ていると、父ちゃんツバメが雛のウンチを咥え外に運び出す様子が見られました。

昨日の夕方も少し観察しましたが、その時はまだ雛のウンチを食べる親鳥の姿がありましたが、今日は昨日までのウンチと形状が変わり、白くて球状のウンチに変化したことからも雛が順調に育っていることが分かりました。
 

 

そして仕事を終え帰宅してから改めて観察。

カメラを構え巣の様子を伺うと・・・



 

 

 

え!!!?

 

 

 

雛の顔が見えてる!!!

 

 

小さいながらにも自己主張はしっかりしていて「エサちょーだい!」と口をパクパクさせています。
 
孵化してから4日目ですがこんなにも成長しているなんて。


画像を拡大して雛の様子を見てみましょう。

 


さすがにまだ目は開いていないようです。

うっすらと光りを感じ取っているのか気配や振動を感じ取っているのか分かりませんが、親鳥が巣へ戻ってきた時のみ頻繁に口を開き餌を要求していました。

今日は最高気温が27℃と平年より高いせいか、餌を運搬してきても親鳥は雛に覆い被さり保温をすることはありませんでした。


また父ちゃんも母ちゃんも餌を捕りに行って巣は親鳥不在の時も。


餌はどんなものなのか、嘴に咥えている画像を拡大して確認。



一枚だけでは判別がつかなかったので数カット撮影した画像を多角的に見ると、この時はハエを2匹咥えていることが判明。

その後運んできた餌も確認してみると蚊のような虫を咥えてきていることもあり、雛の成長具合で餌を選び分けて与えているのではと推測されます。


しかしながら一昨日とウンチの形状の違いを比べる為にカメラを構えて、まさか雛の顔が見えるとは驚きでした。

次はどんな変化が見られるのか楽しみです♪


 

 

6月18日 晴れ



「チュビチュビチュビチュビ チュビィ~~~」

 

今朝も父ちゃんの囀ずりから始まりました。

時刻は3時40分。
今日の秋田の日の出の時刻は4時11分ですが、東側の空は明るくなり始めています。


雛が孵化する前は囀ずりが約1時間続いていましたが、孵化後は短くなり15分程で鳴き止むようになりました。

その後は電線で羽繕いをする様子が見られ、4時22分に今日1回目の給餌。

塒入りするのは(晴れの日の場合)19時15分頃なので約15時間もの間、父ちゃんと母ちゃんが協力して餌を運搬してることになります。

それにしても今日は朝から南風が強い。
餌を捕るのが大変なんじゃないかなぁ。
 
 
 
そして課業を終えて帰宅後の観察。

結局一日中風が強く吹き、この風がどんな影響をもたらすか。
早速巣にカメラを向け様子を見ていると・・・


うおっ!!!

 

 

口いっぱいに虫を咥えて来た父ちゃん。

この強風のなか一体何処でこんなにも虫を捕まえてきてるんだろう。

雛の成長が進むにつれ餌の要求量が増えることを考えれば当然といえば当然なんだろうけど、それにしても凄い。
  
  
私の心配をよそにせっせと餌を運んでくる親鳥。

観察していて気付いたことは、餌を運んでくるのは圧倒的に父ちゃんの方が多いということ。
頻度に関しても量に関しても餌を与えるのは父ちゃんが主体となっているようです。
 
 
孵化6日目の雛たちの成長具合ですが小さいながらも「ピ・ピピ・・・」と鳴き声が聞こえるようになり、一昨日に比べると全体的に産毛の量が増えていました。

 

 

一番手前の顔が見えている子は多分最初に孵化した子。

まだ目は開いていませんが瞼がはっきりとしてきています。


このカットでは見えませんが全部で5羽の雛を確認。

最後に孵化したであろう子は2日前に観察した時と特徴が似ており、最初に孵化した子と最後に孵化した子が巣立ちを迎えるまでにどのような影響が出るのか気掛かりなところです。
 
 
その後も観察を続けると決定的瞬間を見ることができました。

 

 

ピント合わせが間に合わずピンぼけ写真ですが、矢印の先にあるピンク色の物体は雛のお尻。
そして白く見えるのはウンチです。


雛が成長して一週間を過ぎた頃から、巣の外にお尻を向け巣の中が汚れないように外にウンチを落とします。
本能的なものなのでしょう、雛はこの段階から外にウンチをしようとしていました。
 
ただ今の段階では体も小さく、巣の外にウンチを落とすことはできずウンチは巣の縁に。

 

その様子を見ていた母ちゃんは・・・

 

ウンチを咥え外に捨てに行きました。
 
 
その後も観察を続けましたが、日没が近付きシャッター速度も上がらず今日の観察はここまで。
いつもとだいたい同じ時刻に父ちゃんはつっぱり棒に、母ちゃんは巣の中に塒入り。


今日も一日お疲れ様。

 

 

 

6月20日 晴れ


今日は午前中の観察。

孵化から8日目になり鳴き声は日に日に大きくなり、雛たちが巣の中で盛んに動き回る様子が見えるようになりました。
 
 
餌を運んできた親鳥の様子を見ていると、ちょうどこちらにお尻を向ける雛の姿。

 

どうやらウンチをするようです。
 
 
父 「お、ウンチ!」

 

 

ウンチが出てきました。
 
 
父 「大家さん!見て見て、ダイレクトキャチっすよ!!!」

 


新鮮なウンチは父ちゃんが素早く運搬。

ウンチは巣からおよそ半径5m離れた場所に捨てに行きますが、この距離は親鳥が安全としている距離のようです。


そしてしばらくすると今度は上手に巣の外にウンチを落とす雛の姿も。


 

ツバメの観察よりウンチの観察になってきました。
 
昨日は巣の下にウンチがいつもより多く落ちていて2度の水洗い。
孵化から一週間、雛が上手に排泄できるようになった証拠でもあります。


その後も観察を続けていると1羽だけうっすらと目が開いているのを確認。

 

 

他の子たちも目を開けるのは時間の問題でしょう。

今日も雛たちの成長は順調です。

 

 

 

6月22日 晴れ



今日で孵化から10日目。

 

今朝4時半頃何気なく外を見ると巣から飛び出すスズメの姿。
後を追うように親鳥の姿が見えスズメは私の車の屋根の上に。

「ツピー!ツピー!」と警戒の鳴き声を発しながらスズメを追い払いました。


スズメとこのようなやり取りを見るのは2回目。
前回は警戒の鳴き声が聞こえ外を見てみると車の屋根にいるスズメを排除しようとするところでした。


ツバメが繁殖をするうえで天敵となるスズメ。
対策としてツバメが巣の出入りに支障にならない程度に何かをぶら下げる等の方法があるようですが、対策をしていても被害に遭うケースが実際にあるようです。


スズメはツバメほどの飛行能力はないものの家屋の狭い隙間に営巣しますし、公園などに設置されたフェンスの網目にピンポイントで止まり休んでる姿を見掛けることがあります。
 
このことから幾ら対策をしてもツバメが出入りできるところであればスズメも出入りが可能だと思います。


またツバメは抜群の飛行能力を有しているものの、戦闘能力はほとんどありません。

短い足に強度の無い嘴。
天敵が現れると果敢に威嚇しに行きますが、それは威嚇にしか過ぎず実際の争いになると勝ち目はありません。
 
 
スズメが巣を乗っ取ろうとした場合、雛は為すすべもなく巣から落とされてしまうので心配になった私は玄関を出て辺りと巣を確認。
幸い親鳥が早い段階で排除できたようで、雛の落下もなく巣も壊されていませんでした。


餌を捕りに行って親鳥が不在の時にはこんな危険があり、だからこそ人間を頼りにして人の気配の多い場所に営巣するんだなと改めて実感しました。
 
 
 
そして今日は課業終了して帰宅後の観察。

撮影のスタンバイをして間もなく父ちゃんが餌を運んできました。


身体を目一杯伸ばして餌をねだる雛の姿。
ほんの少し前までは頭しか見えなかったのに10日でこんなにも成長しました!


餌を運搬する親鳥を見ていて気付いたのが、今日は全く巣に乗らず壁面にしがみつくような形で給餌を行っているということ。

またウンチを運ぶこともなくなり、全ての雛が巣の外に排泄できるようになっていました。


そして雛に与える餌にも変化があり、今日観察しているなかで一番大きかったのがこちら。



こんな昆虫も食べるようになった雛は、ご覧のように羽も生え始め羽繕いをする姿も確認。


今日は孵化してから巣立ちまでの折り返し地点。

頑張れ、父ちゃん!母ちゃん!