♂96cm♀92cm 稀な冬鳥 絶滅危惧Ⅱ類
雌雄同色。成鳥は頭頂から眼先にかけて黒く細い毛状の羽毛に覆われ、頭頂の羽毛がなく裸出した部分は赤色である。頭部から頸部にかけての羽衣は白い。
体部の羽衣は灰黒色。
和名は胴体の羽衣の色が鍋についた煤のように見えることに由来する。三列風切が長く房状であり、静止時には尾羽が三列風切で覆われる。風切羽は黒い。
雨覆は灰黒色で、雨覆より風切羽のほうが暗色であるが、飛翔時においてその差は不明瞭である。
虹彩は赤または赤褐色。嘴は黄色みがあり、基部は灰褐色で、先端は淡黄褐色。足は黒か黒褐色または緑黄色。
幼鳥や若鳥は、頭頂に黒色や赤色の斑はなく、頭部から頸部が黄褐色みを帯びており、眼の周りは黒色で、体は成鳥より黒い。
水田、畑、河川などに渡来する。
食性は雑食で、植物の根、昆虫類、両生類などを食べる。越冬地では、水田の刈跡でイネの二番穂を採食するほか、出水ツル渡来地においては小麦やイワシなども給餌される。
越冬地ではつがいもしくは家族群としており、雌雄が跳ね上がったり、嘴を上にして鳴き交わしたりする行動が見られたりもする。ときに数十羽を越える群れにもなる。
2011.1.2 男鹿市
2011.1.3 男鹿市
2011.1.3 男鹿市
2017.4.9 秋田県内某所
2017.4.9 秋田県内某所
2017.4.9 秋田県内某所
2017.4.9 秋田県内某所
2017.4.9 秋田県内某所
2017.4.9 秋田県内某所
2017.4.9 秋田県内某所
2017.4.9 秋田県内某所
2017.4.16 秋田県内某所
2017.4.16 秋田県内某所
2017.4.16 秋田県内某所
2017.4.16 秋田県内某所