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カワセミ

 

17cm  留鳥

 

日本のカワセミ科のなかでは最小種となる。嘴が長くて、頭が大きく、頸、尾、足は短い。雄の嘴は黒いが、雌は下の嘴が赤いので雄と区別できる。また、若干雌より雄の方が色鮮やかである。頭、頬、背中は青く、頭は鱗のような模様がある。喉と耳の辺りが白く、胸と腹と眼の前後は橙色。足は赤い。

幼鳥は全体に黒っぽく、光沢が少ない。

カワセミの青色は色素によるものではなく、羽毛にある微細構造により光の加減で青く見える。これを構造色といい、シャボン玉がさまざまな色に見えるのと同じ原理。この美しい外見から「渓流の宝石」などと呼ばれる。

特に両翼の間からのぞく背中の水色は鮮やかで、光の当たり方によっては緑色にも見える。漢字表記がヒスイと同じなのはこのためである。

 

海岸や川、湖、池などの水辺に生息し、公園の池など都市部にもあらわれる。

川ではヤマセミよりも下流に生息するが、一部では混在する。

飛ぶときは水面近くを速く直線的に飛び、このときに「チッツー!」「チー!」と鳴き声を挙げることが多い。

 

採餌するときは水辺の石や枝の上から水中に飛び込んで、魚類や水生昆虫をくちばしでとらえる。エビやカエルなども捕食する。

ときには空中でホバリングしながら飛び込むこともある。

水中に潜るときは目から瞬膜を出し水中でも的確に獲物を捕らえることが出来る。また、水中に深く潜るときはいったん高く飛び上がってから潜る個体も存在する。捕獲後は再び石や枝に戻って獲物を咥え直し、頭から呑みこむ。大きな獲物は足場に数回叩きつけ、骨を砕いてから呑みこむ。

消化出来なかったものはペリットとして口から吐き出す。足場は特定の石や枝を使うことが多く、周囲が糞で白くなっていることが多い。瞬膜は地上にいるときでも時々見ることが出来る。

 

2011.8.27 大潟村

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2011.9.19 秋田市

2011.9.24 秋田市

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2015.8.30 男鹿市

2016.9.19 秋田市

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2016.9.19 秋田市

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2017.8.27 男鹿市

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2020.7.12 秋田市

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2020.8.23 にかほ市