メールはこちらからどうぞ

twitter

Follow Me!

 

2011年11月1日



今回は野鳥観察日記ではなく風力発電装置の設置に関して書こうと思います。



前回の観察で近所の林に風車の建設が進められていることを知り私は愕然としました。

以前より秋田の海岸線に大型風車の建設構想があることを知っていましたが、今回改めてどのような構想なのか詳しく調べてみることにしました。

調べた結果、驚愕の構想を目の当たりにすることに。



「秋田の海岸線と大潟村に1000本の大型風車の設置」



私はこれを見た時、自分の目を疑いました。

自宅から車で約10分ほどの場所に何基かの風車が設置されています。
たったの1基の風車でもその存在感は大きいもので、近くに寄ってみると威圧感を強く感じます。



そんな風車が1000本。



建設を推し進める企業にはテレビでも度々目にする社長が率いる某有名企業の名前もありました。

その方のブログを拝見したところ「秋田は素晴らしい風が吹く」とその条件や発電量、費用対効果など様々なコメントがありました。

しかしそれは風力発電のメリットのみの記載でデメリットには一切触れられていませんでした。

ブログに寄せられたコメントには社長を讃える方、構想に共感する方が沢山おられました。

しかし地元秋田の方から寄せられたコメントは建設反対のコメントのみ。

地元人だからこそ真っ先にデメリットを考えるのは当然です。
地元でない方からすればデメリットは対岸の火事に過ぎないでしょう。

また設置については県民参加型のファンドで電気料金の優遇という企業もありました。

風車の寿命は20年弱と言われているようですが、秋田市新屋に設置されている風車は設置して間もなくバラバラになって壊れています。

こんな代物が人に当たったらまず即死でしょう。

建設を進める企業を色々と調べてみましたがデメリットに関しては当たり障りのないような記載しかありません。

そこで実際に風車が設置された場所の近隣に住まわれる方の声を調べてみることに。



「低周波問題」



風車の近くにいると羽根が回る「シュオッシュオッ」という大きな風切り音が聞こえます。

これとは別に音として聞こえない低周波が発生します。

この低周波は一説によると3km先まで届くとされ、様々な健康被害を引き起こします。

実際に訴えられる健康被害として目眩・吐き気・動悸・耳鳴り・睡眠障害など・・・
これは個人差もあるようですが、酷い症状が出る方だと家に住めない程だそうです。

当然これは家族同然のペットにも影響があるようで、その症状も様々なようです。

原発で今回大きな津波被害がありましたが、風力発電では設置されると年中無休で四六時中害が発生します。

このようなことから環境省も調査に乗り出し「風力発電装置は民家からできるだけ離れたところに設置することが望ましい」としています。

しかし現実は民家の近くに風車が設置されています。
(例・秋田市新屋地区)



「鳥への影響」



ここまで騒音・低周波による健康被害のデメリットを挙げましたが、鳥に対する影響を考えたいと思います。

まずあの大きな羽根が回る訳ですから当然鳥が被害に合います。
回転する羽根に衝突することをバードストライクといいます。

鳥が風車の回転範囲を通り抜けようとして、その際羽根に衝突してしまい死亡することがあります。

これは鳥の数が多ければ多いほどバードストライクも多くなると思います。

秋田の海岸線や大潟村は数多くの渡り鳥が飛来し、また中継地点として羽を休める場所でもあります。

そんな場所に1000本もの風車を設置したらどうなるでしょう?

大潟村においては野鳥の楽園とも言われ様々野鳥が住み、訪れます。

今年の2月末には大潟村で20万羽を超すマガンの群れも観察されています。

そんな大潟村にあのような巨大な風車が幾つも設置されたら野鳥にとって楽園ではなく地獄と化し鳥は寄り付かなくなるでしょう。

当然、騒音や低周波の問題は人間への影響だけではなく小動物へも影響を及ぼすと思います。
生態系のバランス(食物連鎖)は崩れ何もいなくなってしまうのではないでしょうか?



秋田県には現在、鹿角市・能代市・秋田市・にかほ市の四ヶ所に大型風車が設置され、この他に単独で各所に風力発電装置が設置されています。

このように人間だけではなく様々な動物に害をもたらす風力発電装置はこれ以上設置して欲しくないというのが私の考えです。



その昔、原子力は夢のエネルギーとされていたようです。

私が幼い頃に見ていた鉄腕アトム。
体内には原子炉を搭載し、正にその当時の原子力に対する想いの象徴と呼べるでしょう。

アトムに登場するキャラクターの名前を挙げてみても、ウラン、コバルト・・・
当時はそれだけ原子力に夢を持っていたのだと思います。

原子力から風力へ。
本当に風力発電装置は素晴らしい日本を作れるのでしょうか?