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2017年8月11日 31/22℃ 晴れ




待ちに待った夏期休暇に突入。
今日は予報に反しお天気にも恵まれたことから前回に引き続き未だ目にしたことのない鳥の捜索です。


前回の捜索以降ありとあらゆる面から情報収集を行うと、既に別のエリアに移動していたことが分かりました。
どうやら前回は的外れな捜索を行っていたことが判明し精神的に大ダメージ。

今回は有力な情報も得ることができたので鼻息を荒くして捜索に当たりました。
滞在していると思われる該当エリアに入り右往左往していると突然視界に入ってきた白い鳥。

見つけた!


初めて見るコウノトリ。

 

 

ようやく出会うことができました。

こちらに向かって飛んでくると上昇気流に乗り、羽ばたくことなく徐々に高度を上げていきます。

 

 

白と黒のコントラストが美しく飛んでいる姿はタンチョウを見ているようで優雅という言葉がぴったり。

飛翔している姿をしばらく眺めていましたが、一度風に乗ると相当な距離を移動するので簡単に山越えをして滞在場所を変えてしまうのも頷けます。

 

 

一度遠ざかったコウノトリは再び私の上空を通過し、何処に飛んで行くのかと注視してると電柱の上に止まったことを確認できました。

 


遠くから見るにくつろいだ様子で警戒する素振りもなかったことから少し距離を縮めてみます。

 

 

近くで見ることで足環をしていることが判りました。

コウノトリはかつて全国にいたそうですが、狩猟や開発の影響で1971年に国内の繁殖個体郡は絶滅。

極稀に大陸から野生個体が渡来しているようですが国内では復興計画で飼育された個体が放鳥されており、2007年には46年ぶりに野生下で雛が巣立ちました。


足環の付いている個体は色で識別することができ、今回私が見ることのできた個体は右:黒緑 左:青黄であることから平成27年に千葉県野田市のコウノトリの里から放鳥された個体です。

名前は未来(みき♀:JO116)。

 

 

さて今回コウノトリを観察するにあたり様々な情報収集を行いましたが、放鳥された個体は100羽に達し『秋田を除く』46都道府県に飛来という秋田県だけが空白域のような記事をいくつも目にしました。

しかし秋田では2004年に確認されており、私の師と仰ぐ方が撮影にも成功しています。
また地元紙でもコウノトリが秋田県内に飛来してると報じられていましたが、性別が♂になっていました。


世の中間違った情報がいっぱい。
未来ちゃんは女の子です。

 

 

コウノトリと言えば記憶に新しい島根県雲南市の地元ハンターによる誤射事件。

4羽の雛を育てる母鳥がアオサギと間違われ命を落としました。
片親での育雛は難しいことから雛たちは保護された後、兵庫県のコウノトリの郷で飼育され放鳥までこぎつけましたが、そのうちの1羽が命を落としたそうです。


コウノトリが生息するには魚や両生類が豊富な採食場となる水田や広い湿地、営巣に必要な高い木々など豊かな自然環境が必要不可欠。

 

 

秋田も様々な開発が進められていますが、いつか野生個体がゆっくり暮らしている姿が見れるようになったらと思いコウノトリを眺めていました。

今日の観察日記はここまで。

 

 

※ 8月12日 追記

 

日記に記載した秋田県のみ空白域について。

こちらは人工繁殖を経て2005年に兵庫県で放鳥後の記録を指すものでした。

今回秋田県に飛来が確認されことでその空白域が埋まったことになるそうです。

 

この他の写真はホーム→秋田の野鳥たち→その他の鳥類→コウノトリの項目を順にクリックするとご覧頂けます。