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2020年1月26日 5/-3℃ 晴れ



今回はハクガンの塒立ちを観察。


個体数が多くなったことで今までとは違った光景が見られるのではと考え塒立ちの観察を計画しました。

ノスリの一件で熟睡することのできないまま午前4時半に起床すると慌ただしく身支度を整え自宅を出発。

 


6時15分、東の空がうっすらと明るくなり始め更に15分が経過するとマガンやヒシクイたちの塒立ちが始まりました。

 

 

ハクガンの群れは二つに別れていたようで、大きな群れが飛び立つと周囲を旋回し始め餌場に向かうのかと思いきや小さな群れに合流

まだ撮影できるような光量は稼げない暗さだったことからホッと一安心。

合流した地点へはライトを消して低速で近付き塒立ちに備えてスタンバイ。
徐々に明るくなってきたところで塒でプカプカ泳ぐハクガンの群れを撮影してみました。

 

 

フルサイズ機+500mm単焦点レンズでは群れの全てを写し出すことはできませんでしたが、薄暗い状況のなかで塒立ちを撮影することを考えると明るいレンズに越したことはありません。

ハクガンの鳴き声がよく聞こえたのでちょっとだけ動画でも撮影。

 

 

他のガンの群れは塒立ちしたもののハクガンの群れはなかなか飛び立たず、腹が減ってきたのでパンでも食べようかと動いたのが6時55分。

 


その瞬間ハクガンの鳴き声がけたたましくなり、振り返ってみるとハクガンが塒立ち。
慌てて撮影したましたが水面から飛び立つ瞬間を撮り損ねてしまいました・・・

 

 

「一体何の為に早起きしたんだろう」

呆然とする私の気持ちなど知る由もなく遠ざかっていくハクガンの群れ。

 

 

仕方なしにパンを頬張り腹を満たしたところでハクガンの群れが降りた地点へ。

想定した場所で羽を休める群れを発見。

 

 

さて、問題は前日に確認できなかったアオハクガンが群れに混ざっているのか。

確認作業を始めると手前側に居てくれたお陰で難なく発見することができました。

 

 

暫くすると群れの半分が飛び立ちアオハクガンも一緒に飛び去りました。

おそらく前日もこのように群れが分かれたことでアオハクガンの発見に至らなかったようです。

 

 

アオハクガンを含むハクガンの群れを観察したところで大潟村周辺を徘徊。

何処かにアオガンがいないかと探し回りましたが見つけることができたのは松林に潜んでいたフクロウのみ。

 

そんな折り、いつもの御仁から連絡が入り内容を確認してみると・・・

 

 

今日もレンジャクの群れを観察しているようです。

天気も良くレンジャクを撮影するには最高のコンディション。
前日は撮影という部分で納得できるような写真を1枚も残せなかったことから、大潟村での観察に見切りをつけこの日も御相伴に預かることにしました。

現地に到着したところでレンジャクの群れの動向について話を聞いてみると前日に比べると分散傾向にあるようで、あちこち場所を変えながら観察してるとのこと。

確かに空を眺めていると小さな群れがあっちに行ったりこっちに来たりと忙しなく飛び回っています。

住宅街のナナカマドはご覧の通り。
手当たり次第食べているようで、正に食い尽くさんばかりの勢い。

 

 

暫くするとある程度の数が纏まり背の高い木に集結し始めました。
こちらの木の直ぐそばにはナナカマドの木が植樹されており近場でスタンバイ。

間もなく採餌のため群れが降りてきました。

 

 

1羽降りて来ると次々と群れが降りてきます。

瞬時にどの個体を撮影するか判断しなくてはいけませんが、せっかくピントを合わせても別の個体が飛来することで枝がしなりピントが抜けてしまう為ピンぼけ画像を量産。

 

 

また車や人通りも多く、敏感に反応する群れを撮影するのは困難なもので構図を考えて撮影するのは本当に難しい。
適当に連写してることがほとんど。

撮影を兼ねてファインダー越しに観察していましたが、啄んだ実を落としてしまうことが多く実際のところ半分は落としてるといった印象。

 

 

そのためレンジャクが群がったナナカマドの木はみるみるうちに丸裸にされていきます。

 

撮影しながら御仁と雑談。

 


『で、ハクガンの塒立ちはどうだった?』

「パンを食べようと思ったら飛び立ちの瞬間を撮り損ねました・・・」

『またかよ!』

 


笑われて当然。
私がパンを食べる時には必ず何かが起こります。
ふと見ると群れが地面に降り始めたので何だろうと思い見てみると・・・

 


「雪食ってる!」

 

 

これには仰天。
レンジャクが雪を食べる習性があるなんて知りませんでしたし思いもしませんでした。

雪を食べる個体もいれば雪融け水を飲む個体もいるようです。

 

 

雪を食べることで水分を補給できると認識しているようで、初めて見る行動に興味津々。

観察をしていて見えてきたのは、ナナカマドの実をある程度食べると水分を補給するという繰り返しの行動を取っていること。

時間の割合としては採餌が3に対して水飲みが1といった印象。

 


暫くすると群れが分散する形で飛び去り、ここで御仁と二手に分かれてレンジャクの動向を探ることにしましたが住宅街を飛び交う群れの様子を見ているとショッキングな場面に遭遇してしまいました

群れにちょっかいを出しにきたカラスを嫌って1羽が分離。
その1羽は勢いそのままに民家2階の窓ガラスに衝突し屋根を伝って地面に転げ落ちてしまいました。

慌ててそちらのお宅へ伺い住人の方へ理由を話すと敷地に入れてもらうことができましたが、衝突した衝撃で既にキレンジャクは・・

 

 

前日に続いて何でこんな場面に遭遇してしまうのか。

御仁に連絡すると直ぐに駆け付けてくれ、民家の横が公園だったことからナナカマドの木が見える場所に埋葬してあげることにしました。

かなり気が滅入ってしまいましたが、暫くすると群れが再び集結し始め実を啄む様子が見られたので気持ちを切り替え観察を再開することに。

 

 

建物の陰から盗撮するかのように至近距離で撮影をしてみましたが、画像を確認してみるとアンバランスな画像ばかり・・・

距離が近いことで鮮明な写真を撮ることができますが、ただ被写体が大きいだけの写真は後から見直してみた時に全て同じ印象を受けてしまいます。

そのため撮影を止めて肉眼で観察をしていると、群れが次々に地面に降りてきて目の前の雪融け水を飲み始めました。

 

 

私の位置からは逆光でこの時は順光で見たいとしか思いませんでしたが、これはこれで良かったのかも。

順光側に回り込み再び水飲みに来るまで暫し待機。
電線にはレンジャクの群れがずらりと並びます。

 

 

鳴き声が賑やかで、通りかかった人々は群がる謎の鳥を一様にして眺めていました。

かなり無理な姿勢でしたが、手持ちでその様子を動画撮影。

 

 

間もなくすると群れが次々に地面へ降りてきました。

今回の観察を振り返ってみると、この時の場面が一番良かったと思います。

 

 

座り込んでの撮影は充分にローアングルですが、更に寝転んで鳥目線でも撮影。

こちらの場所は人の往来が無かったのでこの様な真似ができたものの、流石の私も歩道でやる勇気はありません。

 

 

何度か電線と地面の行き来を繰り返すと、群れが私の頭上に止まり対地射爆撃を食らってしまいました。

近くに居るとまるで雨が降っているような音が聞こえます。
爆撃を食らわないよう避難しながら観察していましたが時間が経つのは早いもので、あっと言う間に観察終了の時刻を迎えました。

 

 

悲喜交々あったこの週末。
間もなく新年を迎え1ヶ月が経とうとしていますが、今年も試練と言えるような場面に遭遇することが多いかもしれません。

精神的にもっと強くなりたいと思う今日この頃。
本日の観察日記はこれにておしまいです。