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2020年10月11日 26/15℃ 曇り時々晴れ




今回の日記はムギマキの観察記。

少しずつ秋が深まり平地でも木々が色付き始める頃、旅鳥であるムギマキが渡来します。

渡来に合わせ毎年この時期になると観察地に赴きますがその年によって状況は様々。
複数の個体をじっくりと観察できる時もあれば一瞬だけ姿を確認しただけで終わることもあり、タイミングの悪さに泣かされたことも多々ありました。

特に私のようなサンデーバーダーにとってはちょっとしたタイミングで観察できないこともあり、毎年この時期になると気が気でありません。


ここ数日に比べて暖かな朝を迎えた日曜日、観察地へ着いてみると既に観察している御仁の姿が。

ここではマユミの木へ飛来するムギマキを待ち、じっくりと腰を据えて観察を行います。

 

 

着いて早々に赤い種子を食べるムギマキを目にしましたが、御仁が『今年は難易度高め!』と言うように、枝葉の多い場所に止まることが多いせいか姿がなかなか見えません。

どの位置であれば条件良く見ることができるのかと悩みに悩んだ結果、ちょっとした植え込みの隙間から観察してみるとこにしました

ムギマキが飛来する間隔は15分~20分のペース。
これに関しては例年通りですが、私が陣取った場所は当たりなのかハズレなのか・・・

 


飛来に合わせ透かさず撮影。

「枝ぁぁぁ~!」

 

 

「葉っぱぁぁぁ!!!」

 

 

聞きしに勝る難易度の高さ。

なかなか良い場所に止まってくれず焦りだけが先行していると、別角度から観察している御仁の激しい連写音。

しかし私の位置からは姿が見えません。
陣取る場所を間違えたか・・・

 


種子を食べたムギマキがマユミの木を離れたところでお話を伺ってみたところ、先週の木曜日が初認だったそうです。

抜けの早い成鳥♂の割に長い滞在だと考えていると再び姿を見せたムギマキ。
こちらがその成鳥♂ですが、何とか撮らせてもらうことができました。

 

 

この場所に滞在するもう1羽は♂の若い個体。

成鳥とは色味がが異なり灰褐色。

 

 

時にはコンマ何秒という世界で素早く種子をもぎ取り直ぐに姿を消すこともありますが、今季渡来した2羽は比較的長い時間マユミの木に止まっていました。

しかし枝葉の陰に居ることがほとんどで姿が見えるのはほんの一瞬
そのため正直なところ観察と言うよりは単に撮っているだけの作業が続きます。

行動の特徴としてマユミの木にはダイレクトに飛来せず、近くの木に止まり周囲の様子を確認しているようでした。

 

 

この行動は例年と同様で飛来する直前には『カカッ』という鳴き声を発することもあります。

 

 

今回は運良く成鳥♂を見ることができましたが、ほとんどの年は♂若や♀だけの渡来が多く成鳥♂を見る機会は多くありません。

何故か成鳥♂に限っては滞在期間が短く、確認されても直ぐに抜けてしまうので、2羽同時に飛来するとどうしても成鳥♂の方にレンズを向けてしまいました。

 

 

全身がはっきりと見える画像を残したいと考え全神経を集中させて撮影できた画像がこちら。

 

残念ながらマユミの実とのコラボは無し・・・

 

 

こうなると全身見えなくともマユミの実に囲まれている方が良かったとも思え、結局のところ自分は単なる欲張りであることに気づかされてしまいました。

 

写真って難しい・・・

 

 

観察地に着いて2時間が経過した頃、一定の間隔で飛来していたムギマキが姿を現しません。

「ひょっとして抜けたか?」と思い御仁に前日の様子を聞いてみたところ、長い時で1~2時間くらい姿を見せなかったというお話がありました。
それならば休憩に入ったと考え気長に待つことにしましたが幾ら待っても姿を現さず・・・

 


姿が見えなくなってから6時間が経過し、周囲を確認しても姿が見当たらなかったことからこの地を離れたと判断して間違いなさそうです。

私がこの日姿を見たのはこの画像を撮影した時が最後。

 

 

秋田への滞在期間は4日間。

よく見ると書き置きが残されていました。

 


『旅に出るので探さないでください』

おしまい。