メールはこちらから

 

 

X (旧Twitter)はこちらから

 

 

2016年5月1・2・3日 (前編) 晴れ

 

 

 


大型連休真っ只中。

 

今回の日記は番外編。

3月にも番外編がありましたが、今回はグルメツアーではなく野鳥観察の為に秋田県外へ。

 

 

普段私は地元である秋田県内での観察をライフワークとしています。
鳥屋的によく云うライフリスト(観察種を数えたもの)も県内で観察できたものしかカウントしてません。

これはこの先も変わりませんが、何故に今回わざわざ秋田を離れて観察をするのか。

 

それは追って説明するとして、この連休の観察に合わせ去年の秋頃から計画を練りに練ってようやく当日を迎えました。

 

初めて行く土地で無事に観察できるのかという不安と期待の入り交じるなか、羽後の国を出発。

 

 

 

えっほ えっほ。

 

行ってみたいな他所の国。
早駕篭に揺られること約5時間半。

 


越後の国へ到着。

 

 

関所で通行手形を見せたら4千円ほどぶん取られました。
他所の国の人間だと思って、この商売上手。


ここで早駕篭を降りて一般道を通り信濃の国を目指します。

 

 


秋田市を出発して約7時間半。


長野県大町市、標高1433mに位置する扇沢駅に到着しました。

 

 

駅といってもJRのような鉄道の駅と違い、電動のトロリーバスが走る関西電力の運営する駅です。

 

 

ここから目的地へ向かうには一般車での乗り入れができない為、トロリーバス→徒歩→ケーブルカー→ロープウェイ→トロリーバスと乗り継いで行く必要があります。

 

 

最初の交通手段であるトロバスに乗ると発車して間もなくトンネルに入り、潜り抜けると目の前に広がるのが黒部ダム。

 


「世紀の大工事」と言われた日本一の高さを誇る黒部ダムの建設は、破砕帯と呼ばれる場所から大量の冷水が噴き出し、多くの死者を出す大変な工事だったことから映画にもなっていました。

 

石原裕次郎が主演したこのダムの映画を何かの切っ掛けで見たことがあるのですが、とにかく大変な工事だったという印象が残っています。

 

 


黒部ダムを徒歩で移動した後はケーブルカーに乗り込みます。

 

ケーブルカーの中から外の景色を撮影できればと思ったのですが、初めて乗ったこの乗り物はトンネルの中を進むだけで景色というものは一切無し。

 

 

その代わりと言っては何ですがロープウェイに乗ると絶景が広がりました。

 

 

右下に見えるのは黒部ダム。

 


そして再びトロバスに乗って県境を越え富山県に入るとようやく目的地である室堂バスターミナルへ到着。


ここは標高2450mの位置にあります。

 

 

秋田県と山形県に跨がる鳥海山は2236mですので、それよりも高い位置にターミナルやホテルが建ち並んでいることになります。

 

 

しかしながら、標高も高いけどここまでの運賃も高い!

 

扇沢駅から室堂バスターミナルまで、大人一人往復切符が約9千円。

 

 

貧乏な私としては清水の舞台から飛び降りるどころか真っ逆さま。

 

こちらに来るには富山県の立山駅からのルートもありますが、今回は長野県在住の友人ご夫妻が観察に同行してくれるということで扇沢駅からの出発となりました。

 


因みに立山駅から室堂バスターミナルの移動になるとケーブルカー→高原バスを乗り継ぎ、今の時期は雪の回廊も見ることが出来て大人一人往復切符が約4千円とリーズナブル。

 

 

但しこちらは北陸新幹線が開業して利便性が良くなったせいか、恐ろしいくらいの混み具合でした。

そして室堂ターミナルで見る観光客は日本人より外国人の方が多いくらいの印象。

 


話がだいぶ脱線しましたが、室堂ターミナルからはお目当ての鳥を探すため徒歩での移動。

 

果たして無事にお目当ての鳥に出会えるのか。

 

 

そして遂にその時が訪れました。

 

 

長くなったのでこの続きは後編で。