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2018年10月3~4日




今回は地元を離れての観察旅行記となります。

県外への遠征は年に一度のお楽しみと決めていましたが今年は二度目となる掟破りの観察旅行。
今回も秋田県内では観察することのできない固有種を求め、10月4日から4泊5日の日程で旅行を計画しました。

秋田空港から羽田空港を経由して更に2時間半のフライト。
無事に目的地に到着。

 

 

行ってみたいなよその国。

やって来ました琉球王国、那覇空港。

 


着けて良かったと一安心。
この旅を計画するにあたり、年間を通しての雨量や気温の推移などありとあらゆる面から日程を考慮しましたが一番恐かったのが台風

通常であれば10月頃に発生する台風は沖縄本島へ近付かないコースを辿ることが多いのですが今回は恐れていた事態に直面。

旅立ちの日まであと10日とカウントダウンが始まったところで台風24号は強烈な勢力に発達。
こちらは発生した直後の予報よりも早いペースで日本列島を縦断。
旅の日程とずれたのでホッと一安心も束の間、台風25号が発生。

 


予想進路を見てみると・・・

 

 

旅の日程と丸かぶり。

私が那覇空港へ向かうタイミングと台風の位置が丁度重なるのではないかと気掛りで、情報が更新される度にチェックを繰り返していましたが事態は最悪の方向へ。

 

 

既に沖縄本島は強風域に入り宮古島の中間を通過する予報。

私が予約をした便は4日の22時頃に那覇空港へ到着の予定。
影響の大きい左側に位置する沖縄本島を通過する時刻と私が那覇入りする時間が重なってしまいました。

 

この予報が出て間も無く、航空会社から欠航になる恐れがあるとの発表が。

 

 

翌日も大荒れが見込まれ、飛行の目処が付くのは日程三日目の6日になることは間違いありません。
振り替え便の手配も怪しい状況で悩みに悩みました。

胃に穴が空くほど悩んだ結果、那覇入りを早め急遽チケットの取り直し。
偶然4日の早朝の便に空きを見つけこちらを予約。

この便に乗る為には前日から中継地の羽田入りする必要があったので、秋田を3日の最終便で離れました。


羽田空港への滞在は約9時間。
宿は取らずターミナルで仮眠を取るつもりでウトウトしていると・・・

 


『 No stay 』

おそらく中国人と間違われたのでしょう。
国内線のターミナルでは宿泊できないと警備員に追い出されてしまいました

仕方なしに国際線ターミナルへ。

 

 

寝れやしねぇ。

発着便のアナウンスは大音量。
行き交う人々の気配に加えちびっ子が夜中にも関わらずはしゃぎ回っていました。

寝るのを諦めターミナル内を探検していると凄い格好した人が。

 

 

ドバイ便のCAさんかな。

そして日付けが変わって間も無く突然鳴り出す緊急地震速報アラーム。
南海トラフが発生したのかと思いこれには相当焦りました。

何気なくフライトに関する情報を見てみると軒並み欠航の表示。

 

 

唯一私が予約し直した便のみ条件付きでのフライトになるようです

着陸をやり直した上で安全性が担保できない場合は羽田空港に引き返すことが想定されるなか・・・

 

 

多少揺れがあったもののあっさりと着陸。

しかしこれは運が良かったようで、那覇空港発着の便は殆どが欠航になったようでした。


紆余曲折ありましたが目的地に辿り着けたことが何よりも嬉しく、今回は自分の判断を褒めてあげたい。

 

 

 

2018年 野鳥観察の旅 in 沖縄本島 ①

 

 

 


どたばた珍道中のはじまりはじまり。

今回の旅でお目当てとするのはヤンバルクイナ、アカヒゲ、ノグチゲラの3種。
沖縄本島で観察できる固有種の大三元と言っても過言ではないでしょう。


先ず空港からゆいレールに乗ってレンタカー屋に移動します。

空港を出るとリュウキュウキジバトがお出迎え。

 

 

花壇に入る悪い子は随分と人慣れしているようで、まるで公園で見るカワラバト。

そして空港の出口にはこんなお知らせが。

 

 

沖縄っぽい。
こんなの持ち込む人がいるのかは謎。

ゆいレールとは沖縄の玄関口那覇空港から那覇市中心部や新都心のおもろまちを経由し、世界遺産の首里城がある首里までを結ぶモノレール。

 

 

車社会の沖縄では特に那覇周辺の渋滞が酷いようで2003年の開業以来、地域の大事な足代りとなっているようです。

そんなゆいレールに乗って動画を撮影。

 

 

大人気なく一番前に乗り込み周囲からの視線が痛かったので中国人のふりをして遣り過ごしました。

レンタカーを借りて那覇市内を移動しましたが噂に聞いた通り本当に渋滞が酷い。
一方通行も多くナビを使って移動しても思ったような時間で車を走らせることはできませんでした。

 


旅の始りは護国神社のお詣りから。
雨風の強まるなか護国神社を訪ねると辺りからはシロガシラの声が

すごい、沢山いる。

 

 

去年の観察旅行で初めて見ることのできたシロガシラ。

石垣島で見たシロガシラはヤエヤマシロガシラで、沖縄本島で見られるシロガシラはタイワンシロガシラのようです。

 

 

秋田に戻ってから写真を見比べてみましたが何処に違いがあるのか私にはさっぱり分からない。

シロガシラはヒヨドリやメジロと一緒に行動していて、場所を少しずつ変えながら移動しているようでした。

 

 

こちらのメジロはリュウキュウメジロで本州で見られるメジロの亜種になります。

こちらも本州で見られるメジロと比べ際立った違いは感じられません。

 

初日は台風の影響でカメラを出すつもりはありませんでしたが、私にとって普段見ることのない鳥だけに多少の雨でも無理をしてしまいました。

台風が接近してるにも関わらず那覇市内をウロウロし、最後にやって来たのは琉球王国の象徴でもある首里城。

二千円札に印刷されている守礼門は有名だと思います。
意気揚々と施設を訪れると・・・

 

 


『 台風のためお休み 』

ですよね。

仕方ないので少し離れた場所から建物を撮影。

 

 

この頃になると台風の接近を肌で感じるようになり那覇市中心部の宿に移動。

夜は宿の中から本場の台風の観察をしましたが、秋田との台風の違いを実感。
秋田に台風が接近する時は偏西風に乗って加速して通過するのであっと言う間という感じですが本場の台風は荒れてる時間が非常に長く感じかれました。

気象情報を確認してみると・・・

 

 

翌日は一体どうなることやら。

後日更新の日記に続きます。