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カイツブリ

 

26cm  漂鳥

 

夏季には夏羽として頭部から後頸が黒褐色で、頬から側頸が赤褐色の羽毛で覆われる。体上面は暗褐色。また嘴の色彩が黒く、斑が明瞭。

冬季には全体として淡色な冬羽となり、頭部から体部にかけての上面は暗褐色で、下面は淡褐色。頬から側頸も黄褐色の羽毛で覆われる。

嘴の色彩は暗灰色で、斑が不明瞭。幼鳥は頭部や頸部に黒や白の斑紋が入り、嘴の色彩が赤い。

足は体の後部の尻あたりから生えており、歩くには非常にバランスが悪いが、足を櫂のように使って潜り泳ぐ。

 

池、湖沼、河川などに生息する。主に水上で生活して、ほとんど歩くことはない。

川中の浅瀬を横断するために歩く姿が見られることもあるが、歩くのは非常に不安定のようである。 足は歩くためではなく櫂の役割のためにあるとみられ、足が生えている位置もほかの水鳥とは違い 尻付近から出ている。

泳ぐ姿は上から見ると、カエルの後ろ脚のように使う。

食性は主に動物食で、魚類、昆虫、甲殻類、貝類などを食べる。

巧みに潜水して獲物を捕食する。

 

淡水域で繁殖し、繁殖期には縄張りを形成する。水辺近くの水生植物や杭などに水生植物の葉や茎を組み合わせた逆円錐状の巣を雌雄で作り卵を産む。

小さいうちは親鳥が背中に乗せて保温や外敵からの保護を行い、雛を背中に乗せたまま潜水することもある。

 

2010.6.26 秋田市

2012.12.9 男鹿市

2016.7.17 秋田市

2016.7.17 秋田市