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ホンドテン

 

成獣の大きさにはオスとメスでは異なり、オスはメスより若干大きい。

毛色は、躯体は黄色から褐色まで個体により様々である。

手足は黒色。尾は躯体とほぼ同色。躯体が黄色い個体はキテン、褐色の個体はスステンと呼ばれる。キテンは東北地方に多く生息し、スステンはそれよりも南に多く生息する傾向があるが、キテンは四国と九州にも生息している。

夏毛と冬毛では色が異なり、冬毛の色は夏毛の色より淡い傾向がある 

冬眠はせず1年中活動し、その活動時間帯は特に定まっておらず昼夜活動する。繁殖期以外は基本的に単独で行動する。躯体は柔軟性に富む。

警戒心が強く、よく後肢で2本足立ちして周囲を見回すことがある。

爪が鋭く、木登りがてとも上手い。活動場所としては沢や川付近が多い。
穴や樹洞、建造物の床下や屋根裏に巣を作る。

食性は雑食性で動物質はネズミやリス、鳥、爬虫類、両生類、昆虫類など。

植物質のものはヤマグワやマタタビ、サクラ、ヤマブドウ、コクワなどの実。