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2013年1月26日 -2/-5℃ 雪時々曇り



今シーズン一番の寒波襲来の今日は暴風雪・波浪警報、大雪・雷・なだれ・低温の各注意報が出る大荒れの天気(*_*)
道路はスケートリンクのようにツルツルで走行するのも非常に危険な状態ですが、そんな今日はツルの観察です(・∀・)ノ


数日前に地元紙でも報じられていましたが、県南地域に秋田県初記録となるクロヅルが飛来したとホットな情報が飛び込んできました。
それと同時にこのホームページを見て下さっている地元の方から、大変ありがたいことにクロヅルが滞在している場所の詳しい情報をお寄せ頂きましたヽ(´∀`)ノ


そして観察日となった今日、あちこちで交通事故が発生する最悪の条件のなか慎重な運転で現地へ向かい、ようやくポイントに到着し辺りを見てみましたがパッと見た目クロヅルは見当たりません(@_@;)


「大荒れの天候で抜けてしまったのだろうか?」

こんな言葉が脳裏を過ぎりましたが注意深くポイントを見て回ると・・・

いた( ´艸`)

小さな水路に入って暴風に耐えているようでした。
しばらく様子を見てみるものの物音に反応してキョロキョロするだけで直ぐに寝る態勢に入ります。

このクロヅル、実は約1ヶ月程前から滞在してるとのことで地元の方から温かく見守られているとのことでした。

そんなクロヅルをしばらく観察していると徐に水路から出てきてお食事タイム♪

しかし風があまりにも強くあっという間に水路に戻ってしまいました(^^;)
その後しばらく様子を伺っていると再び水路から出てきて突然飛ぶ構え!

まごまごしてて飛翔写真は撮り損ねました(-"-;)
飛び立ったクロヅルは直ぐそばの田んぼへ移動。

この時少しだけ日差しがありました。

ツルと云えば尾羽がフサフサしているイメージがありますが、このクロヅルは尾羽があまり目立ちません。
頭部の赤色も目立たないので幼鳥と成鳥の中間なのかな?

サイズは図鑑上でナベヅルより大きい記載になっていますが、この個体は以前観察したナベヅルと同じくらいに感じました。


しばらく観察しているとクロヅルは最初の水路に移動。

ここを塒にして隣の田んぼが餌場にしているのか・・・
餌は雑食なようですが、普段は田んぼの稲藁をほじくり返して餌を採っているそうです。

また近くにはスズメが沢山おり、この群れが気になるのか移動しては群れの様子を伺っているようでした。


我が物顔で辺りをウロウロするクロヅル、一番近い距離で撮影した写真を拡大してみましょう。

目が真っ赤です!
ツルは優雅なイメージがありますが、この血走った目をみるとイメージも台無しです(´Д`)
見なかったことにしましょう。


何が良くてここに長期滞在しているのか分かりませんが、この後も元気な姿をずっと見れたらと思います。
できれば毎年来てくれたらいいなぁ(´∀`)