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2016年10月10日 17/10℃ 晴れ

 


今日は体育の日。
今年はちょうど10月10日で晴れの特異日。

曇り予報に反して今朝は晴れ間が見えたので山に芝刈りに・・・もとい山で野鳥観察&クマの生息調査。


ところで昔話のおじいさんは山で芝刈ってどうするんだろ?と思っていたのですが調べてみると酷い誤解でした。

そもそも芝刈りではなく正しくは柴刈り。
「山へ柴刈りに」とは、低木を刈ったり、枯れ枝を薪として利用するために拾い集めたりして山の雑木林の手入れをすることのようです。

芝刈っても銭にならんし、それならおばあさんと一緒に川に行って魚釣りでもした方がいいんじゃないかと思っていたのでこれで納得。

川に行くと大きな桃が流れてきますか、食いしん坊の私なら家に持ち帰らず柴刈りに使う鉈でいきなり真っ二つ。

鉈が桃太郎を直撃して昔話はあっという間におしまいです。

それではまた来週!



と言うのは冗談。

山へ行ってクマ棚を探していると驚いたことに秋田市の山でもいたるところでクマ棚が見つかりました。
姿こそ見れなかったもののしっかりと調査を続けると観察のチャンスがあるかもしれません。

鳥の方はお目当ての子はまだ入ってないようでしたがカラ類の混群が多く、鳴き声が賑やかに響いていました。

 


近くに来たゴジュウカラ。

 

 

顔の見える写真が残せなくて残念。

一頻り山での観察を終え、その後はあちこち寄り道をしながら車を走らせていると道路のど真ん中にハトポッポ。

前を走る車は速度を落とし避けるような形で通過していきましたが、対向車が速度を落とすことなく走ってきて危険な状態。


こりゃアカン!とハトポッポの救出です。

道路でうずくまったハトポッポは逃げることなく私の手により捕獲。

取り敢えず安全な場所に連れていき一度放して様子を見ます。

 

 

いきなり捕まったので鳩が豆鉄砲食らったような顔。

パッと見た目には羽の怪我や足の骨折はないようです。

脚環が付いているので飼われている子に間違いないのですが、簡単に人の手で捕まるのはやっぱりおかしい。

このまま放置しておくのは心配なので一度我が家に連れて帰ることにしました。

 

 

手品師になった気分。

抱っこした感じでは体温の低下もないようなので庭に放して再び様子を見ることに。


庭に放すと餌を啄むような仕草を見せたので、我が家の鳥っこの餌をを撒いてみると夢中で食べ始めました。

 

 

一見食欲はあるように見えますが、鳥は具合いが悪くても元気なフリをすることがあります。

外敵にやられないよう本能的なものと思いますが、しばらく様子を見たあと家の中からこっそり様子を見ると羽を膨らませて寝る姿勢に。

 

う~ん、やっぱり具合い悪そうだ。

動物病院に連れて行こうか大森山動物園の知り合いに連絡しようか迷いましたが、近所でハトを飼っている人を思い出し相談してみることにしました。


するとレース鳩は脚環に必ず飼い主の電話番号が書いていると教えてもらい、そう言えばまだ脚環をしっかり見てなかったことを思い出しました。

ハトを連れて来てもいいよと言われ、改めて脚環を見てみると大まかな住所と飼い主の名前と電話番号が記載されていました。

直線距離で50km先から飛んできたハトだということが分かり、偶然にも飼い主の方とは知り合いだということでハトは預かってもらうことになりました。


 

約2時間のハトポッポ救出劇。
レース鳩の脚環について学びの時間でした。

早く元気になりますように。

 

 

おしまい。