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2016年12月18日 11/6℃ 曇り時々雨




2週間ぶりの野鳥観察。

ここのところ体調が優れず今朝は目を覚ますと既に8時になろうとしていました。

体を起こすと目眩を感じ今日は観察をお休みしようとも考えましたが、一週間に1度のお楽しみということもあり取り合えず準備を済ませ、外に出てからは体調の様子をみながら観察を行うことに。


今日はこれといって観察対象を決めず車を走らせ行きあたりばったりの観察ということで、最初に目についたのはガンの群れ。

 

 

黒っぽく見えるのは殆どがヒシクイやマガン。

 


画像を拡大してみると群れの中にハクガンが混ざっているのが分かります。

 

 

しかし相当距離が離れているのに群れのガンたちは殆どが首あげ状態。

これは警戒してる様子を表しいつ飛んでもおかしくない状態で、こんな時に下手に近付こうとすると群れが一斉に飛んでしまいます。


遠巻きに様子を見ているとカルガモを抱えたオジロワシが通過し、驚いたガンの群れが一斉に飛び立ち四方八方に分散しました。


群れに混ざっていたハクガンがこちらに向かって飛んできたので遠慮なく撮影。

 

 

今日は雨が降ってきたと思えば晴れてみたりと忙しい空模様でしたが青空背景のハクガンは今季初だったかな。
他のカットは余白があるので年賀状に使えそう。


さてカルガモを捕獲したオジロワシですが、飛んで行った先に行ってみると既におこぼれ狙いのカラスに集られていました。

近くで観察したいところもありましたが、警戒心の強い鳥とあってせっかくの獲物を置いて飛んでしまう可能性が大なのでこちらから接近するのは止めておくことに。

綺麗に食べてもらうことが一番の弔いだからと思いつつその場を離れるとハイタカが上空を通過。

 

 

縄張り意識の強いカラスが直ぐに現れ追われるようにして遠くに飛んで行ってしまいました。

飛んでいる写真だけ見ると大きさの印象は肉眼で見たものと異なりオオタカと然程変わりません。

オオタカはそこそこ観察経験があるもののハイタカは今回のように飛んでいるところを撮影しただけというのが殆ど。


飛んで行った先でしっかり観察できたらよかったのですが、オオタカに比べるとハイタカは二回り程小さくハト位の大きさなので林の中に入られると見つけるのが困難です。

周囲を見渡してみましたがパッと見た目飛んでいる姿もなかったのでハイタカの観察は諦め場所を移動。

移動した先ではスズメを狙うチョウゲンボウの姿が。

 

 

ふと見ると同じようにしてスズメを狙っていたのか木に止まっているハイタカを見つけました。

しかしハイタカと目が合っただけで飛ばれてしまい観察どころでありません。


 

うーん、警戒心が強い・・・

野鳥は人間の目を嫌うという説があり、特に猛禽類に関してはその傾向が強いと思います。

以前の話ですが台湾の一行をガイドした際、猛禽の観察をする時にサングラスを着用しないことに驚かれたことがありました。

猛禽類の観察が盛んに行われている台湾ではサングラスを着用するのが常識なようです。

 

 

左に写る蔡さんは更に迷彩柄のバンダナで顔を隠してましたし、Facebookで見ると台湾の方はこのスタイルで観察している人が多いようです。

そんな訳でちょっと台湾スタイルを真似てサングラス着用でフードを被った状態でハイタカ探し。


やや遠くの松林に飛んで行ったのは確認できていたので入念に探しなんとか見つけることができました。

 

 

画像の真ん中に写っているのがハイタカ。


見つけ出すまでかなりウロウロしたのですが偶然なのか台湾スタイルが効果あったのか不思議と飛ばれませんでした。

しかしこちらの位置からでは枝葉が邪魔でなかなか良い観察ができません。

目の前にはジャンプで飛び越えることができない水路が通っていて簡単に場所を移動できなかったのですが、良い条件で観察する為にぐるっと回りこむ形で場所を移動。


それが功を奏して先程よりは姿が見やすくなりました。

 

 

しかしここからが問題。

羽繕いもしなければ伸びもせず周囲をキョロキョロするだけで全く動きがないまま一時間が経過。

明日から年末までまたハードな日が続くので残念ですが体力を温存するため今日の観察はここまで。

なかなか難易度が高そうですがまたチャンスがあればハイタカを観察してみたいと思います。

 



今日のおまけ

今月10日、長野県の大町山岳博物館の付属園から保護増殖のため飼育されていたライチョウが2羽逃げ出したというニュースが全国版で放送されていました。

脱柵した2羽のうち1羽は見つかったようですが、もう1羽の足取りがつかめないまま1週間が経過しましたがまさかの展開。

 


ライチョウ発見。

 

 

「クックルー」って鳴いてた。

おしまい。