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2016年12月30日 3/-2℃ 雪時々晴れ




今日は観察納めということで今年最後の鳥見です。

今年一年色んなことがあったなと物思いに耽つつ身支度を済ませ自宅を出ると辺りは一面銀世界。

今朝は冷え込みも強く今日の観察は身体に堪えそう。
しかし一年を締め括る観察になるので弱音なんて吐いてられません。


例えこんな天気であっても。

 

 

前が見えません。

家を出た瞬間今日の観察は止めようかと思いました。

常識的に考えて外に出るのも躊躇する程の荒れ模様。
こんな天気で野鳥を観察しようなんて正気の沙汰ではありません。


さてこんなお天気のなか本日観察を期待する鳥は普段なかなか姿の見ることのできない海鳥たち。

先週オオハムを観察して以降、各方面から海鳥の情報が相次いでおり今回も海鳥狙いで漁港巡りをすることにしました。


いくつか回ったところで私にとって初観察となるシロエリオオハムとの出会いに恵まれました。

オオハムと特徴の違いが分かる画像が残せたらと思いカメラを向けますが、遠い+悪天候=なにこれ?といった酷い画像。

 

 

う~ん、せっかくの出会いが・・・


待てど暮らせどこちらに近寄ってくる気配がなかったので一度こちらの漁港を離れ別の漁港の様子を見てみることにしました。

更に何ヵ所か回っているうちに晴れ間も見えるようになり、今日の目的地としていた漁港に着くとプカプカと水面を漂う海鳥の姿が目に入りました。



ペンギンです。

 

 

というのは冗談。

こちらの鳥は冬鳥として本州中部以北に渡来するハシブトウミガラス。
私にとっては久しぶりの観察です。

 


こちらの鳥も確認が相次いでおり、場所的にも昨日お師匠さんのブログに掲載されたものと同個体だと思われます。

 

 

まるでペンギンのような風貌のこちらの鳥は大きな分類でみるとカモメの仲間。
そして名前はカラスという、なんともヘンテコな鳥。


このヘンテコな鳥、ハシブトウミガラスは先週観察したオオハムと同様に潜水が得意とするので足の位置はやはり後方にあります。

 

 

漁港は風が強く波立っている状態でもほとんど場所を変えることなくプカプカしてたので、涼しい顔しながらも水中では足ヒレが慌ただしく動いていました。


しかしこれといった行動を見せることなく唯一撮れた行動が水中に顔を浸ける場面。

 

 

魚の動きでも見ているのでしょうか。

一度ストレッチ的に羽ばたきを見せましたが相変わらず良い瞬間にカメラを構えておらず。

その後も潜水を見せることもなくただ漂ってばかり。


しばらく観察を続けていると酷い吹雪になり、ここは我慢と耐えるものの鼻水がダラダラ垂れてきたので敢えなく撤収。

 

 

このような形で今年最後の観察は凍てつく北風に耐えながらの観察となりましたが、充実感たっぷりで一年の締め括りとして非常に良いものとなりました。


今年最後の観察日記はここまで。
明日は今年一年を振り返る2016年 総集編を更新します。

 

 

 

今年最後のおまけの記事。

ハシブトウミガラスを観察していた漁港にはオオハムの姿もありました。

平行して観察をしていたのですが、観察を終え帰宅途中シロエリオオハムが現れたと情報が入りUターン。

 

 

奥にオオハム、手前にシロエリオオハムの幼鳥。

今季はこの種の鳥の当たり年かも。

※こちらの画像は後日アルバムの方で更新予定です。