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2016年12月4日 15/2℃ 晴れ時々曇り




気付けば師走。

無宗教な方はキリスト教徒になってみたり仏教徒になってみたりと慌ただしい日々が待っていることでしょう。

イエス様の誕生を祝うはずのクリスマスは一般的にサンタクロースとの結び付きの方が強くなっているような気がします。

とかく私もサンタクロースからのプレゼントは楽しみなもので、少年時代は12月だけ良い子で過ごそうと心掛けていました。

そこは流石サンタさん全てお見通し、あまりにも悪さが過ぎた年のクリスマスはお願いしていたプレゼントは届かず何故かチョコスナックが枕元に置いてありました。

前日の夜に母親が買ってきたスーパーの買い物袋に同じチョコスナックが入っていたのがちょっと不思議です。

 


さていい年したオジサンにも少し早いクリスマスプレゼントが届き、以前から一目見たいと思っていた鳥の情報を頂きました。

半夜行性の鳥ということもあり、今日は夜明け前に自宅を出発。
夜明けとともに観察を開始し注意深く辺りを見ていましたが一向に姿を現しません。

陽もだいぶ高くなり痺れを切らした頃、枯れた葦の陰で何かが動いたように見えました。

 

 


つ、ついに・・・

取り合えず証拠写真を撮影。

 

 

かなり距離が離れていたので画像を拡大してみます。

 


拡大画像。

 

 

なんだこれ?

よく見てみるとバスケットボール。
これが水面でプカプカと動いてたのか・・・

期待した分ガッカリ感が半端ない。
この後もしばらく出待ちをしてみましたが結局姿を見ることができず。

どんな鳥を観察したかったのかは想像にお任せですが、手ぶらで帰宅する訳にはいかないのでワシの成る木へ場所を移動。


木を見てみるとオジロワシが1羽止まっていましたがオオワシの姿は確認できず。

仮に渡ってくるのが遅れていたとしても遅すぎます。
故郷で事故に遭ったのか、それとも寿命を迎えたのか・・・

冬鳥が渡ってきて以降連日のように鳥インフルエンザの話題も続いていることもあり、調査を兼ねて大潟村周辺でオオワシの捜索してみることにしました。


大型猛禽が姿を現しそうな場所を転々としながら姿を確認しますがどの子もオジロワシ。

 

 

 

飛んでいる大型猛禽も確認しますがこちらもオジロワシです。

 

 

 

今度はペアでの確認でしたがどちらもオジロワシ。

背景に見える建物は大潟村の宿泊施設としては有名な「サンルーラル大潟」です。

 

 

村内及び村周辺を可能な限り捜索した結果、オジロワシはかなりの数が確認できました。

農耕地・住宅地問わず姿を見ることができ、今日は民家の屋根に止まるオジロワシを発見。

広大な穂場に点在する農機具小屋の屋根に止まる姿はよく見掛けますが、民家の屋根に止まっているのは初めて見たので記録に残そうとカメラを向けたら飛ばれてしまいました。

 

 

飛びながらも目線はこちらを向いています。


先週の観察ではオオワシの若い個体が確認できたものの、今季は未だオオワシ成鳥を見ることができずにいます。

 

 

先週同様オジロワシは複数個体を確認できましたが村周辺には年々風力発電の施設が増える状態にあり、大型猛禽を始め万単位で渡ってくるガン・カモなどの野鳥が被害に遭うのではと非常に気掛りです。

今後も例年見られるオオワシが確認できるまで他の野鳥の観察の合間をぬって捜索を継続いきたいと思います。

 


今日の観察日記はここまで。

※来週は所用のため観察はお休みします。