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2016年7月20日 26/20℃ 曇りのち晴れ

 

 

 


今日は野暮用のため有給休暇。

 

全米で話題のゲーム『ポケモンGO』が間もなく日本でも配信されるとのニュースがあり、何をそんなに騒いでいるのかと詳しく調べてみると、スマホ片手に実際に外に出て色んなモンスターを捕獲したり他のプレイヤーと交流するとか何とか。

 

モンスターのなかには珍しいのもいるようで、それを探す為にプレイヤーは色んな場所を徘徊したりと社会現象を巻き起こしてるというのですが、これって鳥屋が色んな鳥を見る為に歩き回ったり、珍鳥を探し回ったりするのと何等変わりがないですね。

 

 

野鳥観察が世界的ブームになる日が近いかもなんて昨日はアホなことを考えていると県内で珍しい鳥確認されたとの情報。

 

ちょうど明日は仕事が休みだ!と喜んでいましたが、去年も同時期に確認されたこの珍鳥は滞在がたった1日と短く、去年は残念ながら観察することが出来ませんでした。

 

 

天気が悪いこともありだいぶ悩みましたが、明日になって後悔するぐらいならと課業終了後にポケモンGO!


確認された場所に向かうまで真っ黒い積乱雲に覆われ土砂降りになったりと、不安要素いっぱいでしたが現場近くまで来ると霧雨が降ったり止んだりといったお天気。

 


 生憎の空模様でしたが難無く見つけることができた初対面のハジロクロハラアジサシ。

 

 

ハジロクロハラアジサシ。

 

ハジロクロハラアジサシ。

 

ハジロクロハラアジサシ。

 


名前長過ぎ。

 

初めて見るこのアジサシは先月19日に観察したコアジサシより3cm小さい23cm

コアジサシは夏鳥として渡来し日本で繁殖をしますが、クロハラアジサシは旅鳥として日本各地を転々としながら通過していく鳥です。

 

杭の上で羽繕いをしているとウミネコ先輩に場所を横取りされ空高くに舞い上がりました。

 

霧雨から本降りの雨に変りカメラが濡れないようカメラに覆い被さるような形で上空を飛ぶハジロクロハラアジサシを見ていると、もう1羽が何処からともなく飛んできました。

 

 

後から飛んできた方はあからさまに大きなサイズ。

 

飛び方やシルエットでアジサシの類いであることは間違いないのですが、天気も天気なことから何なのか見当つかず。

 


しばらく上空を飛んでいるとサイズの大きいアジサシが急降下してきたと思ったらそのまま杭の上へ。

 

どなた様?

 

 

最初はクロハラアジサシの若い個体かと思ったのですが、それにしてはサイズが大きいことと嘴と足が赤過ぎる。

 

サイズと嘴と足の特徴から考えるとアジサシの亜種であるアカアシアジサシが一番近い線なのですが、アカアシアジサシは嘴の先端に黒みが出るはずなのでその点がちょっと腑に落ちないところ。

 

成鳥夏羽であれば識別は容易ですが、こんな感じになると私のようなにわか鳥屋はお手上げです。

 

 

これは今月3日、ヨシゴイを観察していた時に現れたクロハラアジサシですが画像を掲載していなかったので、ここでご紹介。

画像を見比べるとやはりアカアシアジサシと思われる個体よりも嘴と足が赤黒い感じです。

 

 

去年も同時期にこの場所でクロハラアジサシを観察していますが、その時に見られたのはお腹が黒い成鳥夏羽でした。

 


日没間際までハジロクロハラアジサシの観察を続け、そして今朝もう一度観察に行ってきました。

しかし現場に着くと2種のアジサシどころか一緒に見られたウミネコたちも全く見られず何とも寂しい感じ。


やはり抜けの早い鳥なんだろうかと思いながらも諦め悪く待つこと約2時間、突然急降下してくるハジロクロハラアジサシ。

 

 

辺りを周回ながら餌を捕るような動きを見せた後、昨日より少し離れた杭の上に。

 

 

おはようございます。

 

 

この後も2時間ほどクロハラアジサシを観察していましたが、その間に足の赤いアジサシは現れるとこがありませんでした。

 

 

野暮用を済ませるため今日の観察はここまでですが、時計もカレンダーもないのにこうして季節を感じ取り、同じ時期にやって来る鳥の能力の秘密を知りたいと思った一日でした。

 

 


今日は久しぶりにおまけ。

 

道路に猫パンチする野良猫。

 

何してるんだと思ったら・・・

 

 

 


アオダイショウ喰ってた。

 

 

おしまい。