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2016年7月31日 34/25℃ 曇りのち晴れ

 

 

 

 

秋田も梅雨が明け全国的に夏がやって来ました。

 

暑さも本格的になり夜も気温が下がらず寝苦しい日々。

エアコンを使ってみても今一つ快適な設定に至らず付けると肌寒い、消すと蒸し暑い・・・

 

夏は嫌いです。

 


さて今日の観察は先週の日記の冒頭で話題にしたショウドウツバメ。

 

日本には北海道へ夏鳥として渡来し、本州以南では春と秋の渡りの時期に見られます。

つまり北海道で繁殖をするので、秋田を含め他の地域では渡りの通過途中しか姿を見ることができません。

 

そんなショウドウツバメの中継地点となってる地域に今日も足を運んでみると電線に止まってる群れの姿が見えてきました。

 

 

先週より数が増えているのかと思いましたが、やや少なくなった印象。

 

それでも1000羽以上居るのは間違いありません。
上の写真だけでも個体数を数えてみると421羽写っていました。


こちらの集落で繁殖したツバメも電線に止まっているので、数としては正確でありませんが特徴の違いを見比べることができます。

 

 

左側が一般的に見られる普通のツバメで右側がショウドウツバメ。

 

秋田で見られるツバメ科4種の大きさを比較すると・・・

 

・コシアカツバメ    19cm
・ツバメ                17cm
・イワツバメ          15cm
・ショウドウツバメ 13cm

 

秋田では見られないリュウキュウツバメというのが14cmになっているので、ショウドウツバメは日本で見られるツバメ科のなかでは一番小さなサイズです。

 


飛翔時の姿はイワツバメに似ており、尾羽は凹尾でツバメのような燕尾ではありません。

 

 

このように飛んでる姿や電線に止まってる姿は容易に見られるのですが、あくびをしてる姿や羽繕い以外に特に観察らしい観察ができないので、去年水を飲む様子が見られた場所へ移動してみることにしました。

 

 


が、しかし・・・

 

移動した先にショウドウツバメの姿は1羽も確認できず。

 

 

カワセミを盗撮して元の場所へ戻ることにしました。

 

 

中継地点へ着くと農道に降りているショウドウツバメたち。

 

 

今まで1~2羽が降りているところを見たことがありましたが、撮影に至らずいつも見上げてばかりだったのでこれはチャンスとじっくり観察することにしました。

 

警戒させないよう離れた位置から様子を伺うと、何やら地面に腹を着けてゴリゴリと擦ったり変な格好をしている子が多く見られました。

 

 

砂浴びなんだろうか?

 

スズメやヒバリが砂浴びをする姿はたまに見掛けるのですが、ショウドウツバメが砂浴びをするなんて俄に信じがたく少し距離を縮め観察を続けると砂浴びをしているのは間違いないようで、その様子を見るツバメの姿・・・

 

 

更に観察を続けると日光浴もしているようで朝陽が照りつける方向に羽を開いてまるで行倒れのような格好をしていました。

 

 

なかでも一番酷かったのがこの子。

 

 

真横向いて、知らない人が見たら具合悪いんじゃないかと思うくらい。

 


今まで見たことのない光景に夢中になって観察していましたが、実際は観察というより我慢大会。

早朝の涼しいうちになんて思いましたが、早朝から暑いので黙っているだけで汗が吹き出てきます。

 

 

地面からは早くも陽炎が出始め、気温の上がるペースも早く今日は秋田市でも今年一番となる暑さになりました。

 

最近は根性なしなのでクタクタになる前に観察を中止して撤収。

 

今日の日記はここまでとなります。