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2016年8月12日 32/20℃ 晴れ

 

 

 

 

昨日から夏期休暇に入り、初めての「山の日」はプールで遊んでリフレッシュ。

 

今日は観察日として前々から予定を立てていたのですが何を観察しようか悩んだ末、久しぶりに猛禽類の観察をすることにしました。

 


お目当てとなる猛禽はチゴハヤブサ。
稚児隼と和名にある通り小型のハヤブサでハト位の大きさです。

 

秋田県では内陸南部で姿を見ることが多く、民家周辺にポツポツと木が立ち並んでいるような疎林で繁殖をします。

 

県南でチゴハヤブサをよく見掛ける地域があり、今日はそちらで観察を行おうと車を走らせているとギリギリ秋田市のエリアでチゴハヤブサを発見。

 

 

やはりこの場所も開けていて民家の周囲にポツポツと杉の木があり、いかにもチゴハヤブサが生息していそうな環境でした。

 

ハヤブサに比べると警戒心は然程強くなく近く肉眼での観察も可能。

 

片足を上げてリラックスしていた様子だったので近寄ってしばらく見ていると、何かを見つけたようで落ち着きがなくなってきました。

 

 

間もなく飛び立ちあっと言う間にファインダーの外へ。

 

可愛い顔をしているチゴハヤブサですが顔に似合わない飛翔能力の持ち主で、飛んでいるツバメを補食してしまう程。

ツバメも然り、巣立って間もないまだ上手く飛べない小鳥たちにとっては恐ろしい存在です。

 


上下左右に急旋回を繰返した後、こちらに向かって飛んできました。

 

 

足には何やら捕まえた獲物らしき物体。

 

大きさから見て小鳥ではないようですが、チゴハヤブサは獲物を飛びながら食べることもあります。

 

 

鋭い嘴で獲物を啄み、破片を落としながら飛んできました。

 

この時は画像を最大まで拡大しても獲物が何であるのかイマイチ分かりませんでしたが、後から判明した獲物の正体はセミ。

 

 

チゴハヤブサは小鳥の他にトンボやセミなどの昆虫も食べるようです。

 


再び同じ木に戻り羽を休めていると、見慣れない猛禽が飛んで来ました。

 

 

一瞬オオタカの幼鳥かと思ったのですが、それにしては少しサイズが小さく目が違う。

 

悩んだ挙げ句出た答えはサシバの幼鳥。


じっくり観察と思いきやチゴハヤブサがそれを許さず追い回し始め、バトルの様子を撮影しようかとカメラを向けると何処からともなく♀のツミが飛んできて三者三様入り乱れてバトル開始。

 

 

画像に写っているのはサシバとツミ。

 

チゴハヤブサは早々に戦線離脱をして所定の位置に戻りますが、ツミは気が強く自分より体の大きいサシバを執拗に攻撃していました。

 

 

そんな2羽を気にすることのなくなったチゴハヤブサは再び狩りに勤しみ、飛んでくるセミを片っ端から捕獲。

 

 今度は電柱の上でゆっくり食べています。

 

 

気温が上昇してからチゴハヤブサは休憩に入ったようで木陰で過ごす時間が長くなりました。

 

 

私も少々バテてきたので観察は終了。
今日の日記はここまでとなります。