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2016年8月19日 33/23℃ 晴れ時々曇り

 

 

 

 

チゴハヤブサの観察第2弾。

今月12日にもチゴハヤブサを観察していましたが今日は別個体です。

 

仕事で県南地域へ行く機会が多くなり、そちらへ足を伸ばす度いつも同じ場所でチゴハヤブサを確認していました。

この個体、昨日の朝に何か獲物を捕まえたような動きを見せたのですが、その瞬間2羽の幼鳥が獲物を奪い合うように飛んでいく姿を目撃しました。

 

どうやら付近で繁殖していたようです。

 

何か決定的シーンを撮影できるのではと思い今日はカメラを車に積んで仕事をこなし、待ちに待ったお昼休み。

 

腹ごしらえをして30分一本勝負の観察です。

 


道路沿いでチゴハヤブサがよく電柱に止まっていた場所へ行ってみると、上空を2羽の成鳥が飛んでいました。

 

高速かつ変則的な動きを見せ急降下したと思ったら、直ぐ近くの枯れ木へ。

よく見てみると枯れ木には幼鳥が4羽。
それぞれが「キィキィキィキィ」と鳴き声を上げ餌をねだる幼鳥たち。

 

 

親鳥はそのうちの1羽に給餌するような格好をしていました。

 

 

背後からで一体何を与えているのか分かりませんが、幼鳥はなかなか餌を貰えていないようでした。

 

次のカットを拡大してみると面白画像。

 

 

『お腹空いたのに餌くれないから父ちゃんを食べちゃう』

 

 

親の脛をかじるってこれですね。

 

 

幼鳥が親鳥から貰ったのはセミでした。

 

 

前回の観察でも沢山セミを捕まえる様子を観察することができましたが、こちらでもセミをよく捕まえているようです。

 

セミを与えて飛び立った親鳥は低空飛行を始めスズメの群れに襲いかかり、驚いて飛び出したスズメを1羽狙ったように空中で捕獲。

 


捕まえたスズメを先程とは別の幼鳥に与えて再び飛び立ちました。

 

 

奥に見えるのがスズメを食べる幼鳥。

 

羽を毟るところから一部始終ファインダー越しに見ましたが『撮る』という作業に集中したので平常心を保てたのかもしれません。

 

これが肉眼でスズメ寄りの気持ちでいたら見ていられなかったと思います。

 

彼等からすると淡々と餌を食べているだけですし私達がご飯を食べるのと何等変わりのないことなのですが、そういったシーンは苦手な方もいると思うのでスズメを食べる画像はこちらの日記では公開せず、アルバムの方に載せることにしました。

 

メンタルの強い方や割り切って画像を見れる方はそちらでご覧下さい。

 


仕事の早い親鳥は直ぐに獲物を持って戻り、また別の幼鳥へ給餌していました。

 

今度の獲物はトンボ。

 

 

この後も立て続けにトンボを捕獲して給餌を繰り返す様子を見ることができましたが、あっという間に30分が経過し今日の観察はここまで。

 

 

タカの渡りまであと1ヵ月。

それまで親鳥の忙しい日々が続きます。

 


おしまい。