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2016年8月7日 38/25℃ 晴れ

 

 

 

 

今日は二十四節気の一つの立秋。

 

暦のうえでは秋となりますが、夏本番の一年でも一番暑い時期。
秋田市でも猛暑日の予報がでており今日の観察はどうしようかと迷っていましたが、撮影の依頼があったので先ずはそちらへ。

 

撮影の依頼主は以前も日記でご紹介した(6月18日)近所で精肉店を営む鳥好きのご主人。

 

今年もツバメが無事に巣立ち、時期的にもう1回繁殖するだろうと話していましたが、巣立って間もなく別のカップルが去年繁殖した巣にやって来たとの連絡がありました。


その後順調に育雛が進み間もなく巣立ちの時期となり「5羽のチビっ子たちが揃ったところを!」というリクエストに応えてお店を訪問。

 

 

さて、チビっ子たちはどんな様子かな?

 

 

もったいないから見せてあげない(´ω`)

 

と云うのは冗談。

 

 

5羽のチビっ子たちが可愛い姿を見せてくれました。

 

このくだりまで巧いこと書いてますが、実際は5羽が揃ってこちらを向くまで一時間掛かりました。

 

体が大きくなり狭くなった巣の中ではチビっ子たちの押し合いで1羽が見えなかったり、羽ばたきの練習をしてお尻を向けたりと良い場面がなかなか訪れず私としてはやきもきしながらこの時を待ってたのが正直なお話です。

 


お店の周りには20羽以上のツバメが集まっていて、好奇心旺盛な若いツバメがちょっかいを出しに来ることがあり、巣のそばへ何度も飛んで来ていました。

 

 

こちらのライトの上に止まってる若いツバメですが、今年お店の入り口の巣で繁殖したと思われる子です。

 

何度も入り口側の巣とこちらの巣の前を入ったり来たりしていて、給餌に戻った親鳥に怒られていました。

 


親鳥が揃って羽を休めた瞬間。

 

 

視点を置換えツバメを見ていると本当に頭が下がる思いです。

 

猛暑であろうが豪雨になろうがどんな天気でも餌を探し回り雛を育て、巣立った後は一人で生きていくすべを教え渡りに備える。

親は親で大変ですが、この時期に巣立った子たちも大変で間もなく何千kmもの距離を移動しなくてはなりません。

 

これはツバメに限ったことではありませんが本当に厳しい世界です。

 


難しい話を自分でしておいて何ですが、この手の話題で感情移入すると胃が痛くなってしまう弱い人間なので、話題を変えて今日見ることができたちょっと可愛い瞬間を。


巣のそばにハチが飛んで来ると・・・

 

 

 

 

「お?何か飛んできた」

 

 

「なんだろあれ?」

 

そんなチビっ子たちの声が聞こえるような瞬間。

 

こんな様子を楽しみにながら撮影を終えたのは7時過ぎ。

この後は海岸でシギチでも観察しようかと迷いましたが、陽の当たる場所は既に暑かったので市内の神社でアオバズク探しをすることにしました。

 

木陰で暑さを凌げる神社でウロウロすること四時間、見上げた先にアオバズクが!

 

 

 


見つからず・・・気温を確認すると35℃を超えていました。

 

まだまだ気温は上がりそうだったのでアオバズクの観察は断念。
帰宅後に秋田市は最高気温37.6℃を記録しました。

 

 

夏はもうお腹いっぱい。
早く立冬になってほしいものです。

 

おしまい。