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2018年7月1日 31/23℃ 晴れ

 


今日も先週に引き続き所用のため観察はお休みです。

私は基本的に日曜日を観察日としていますが、ナイトウォッチングに本腰を入れるようになってからは週に一度のお楽しみが様変わりをして月の半分以上は観察日となりました。

今回は先月撮り溜めた画像を元にお話を進めていきたいと思います


雨さえ降らなければ楽しめるナイトウォッチング。
夜な夜な徘徊を繰り返し、探すは未だ見たことのないオオコノハズク。

一人気ままに闇夜を歩いていると微かに聞こえてきたのはコノハズクの鳴き声。
声のする方へ歩いて行くと次第に大きく聞こえて・・・

 


『 ブッ キョッ コー 』

 

6月中に一番よく目にした小型のフクロウです。

重複がなければ一ヶ月の間に15個体を観察することができました

 

 

コノハズクは私にとってはお馴染みの鳥となりましたが、お目当てのオオコノハズクはなかなか見つからず。

地元でナイトウォッチングをしている鳥友さんによると、秋田はオオコノハズクの方が多いとか・・・

やはり経験と慣れが必要な世界なのでしょう。
経験が浅く力量不足を自覚していますが、それでも自力発見したいと思い林道を黙々と進みます。

 

 

はっきり言って薄気味悪い。

手持ちのライトが電池切れを起こすと確実に戻れなくなる程の真っ暗闇。
不測の事態を考慮して小型ライトも常備しています。

 


努力したから何かに出会えるかと言うと必ずしもそうではなく、運要素も絡んでくるので空振りは仕方なし。

開けた場所に出てライトに何かが反応したかと思えばアオバズク。

しかしこちらは撮影失敗。

 

 

目からビームが出てるような写真になってしまいました・・・。

一方でコノハズクとの出会いは順調。

 

 

撮影に慣れてきたことで動画撮影ができるようにもなりました。

獲物を探し辺りをキョロキョロ見渡す様子です。

 

 

このように観察を重ね複数の個体を観察していると似ているように見えたものが其々違って見えるようになり、特徴の異なった部分を多角的に観察したいと思うようにもなりました。

見た目だけではなく鳴き方や行動も違い、やはり性格というのが影響しているようです。

先月観察したなかでこちらの個体がお気に入り。

 

 

個人的に一番可愛いと思える個体です。
しかしこちらの個体は臆病なタイプのようであまり人前に出てくることはありませんでした。

このように小さなコノハズクに目が慣れてしまうと久しぶりに見るフクロウの大きさは異常とも思えるほど。

 

 

まるで化け物。
画像からはサイズ感が伝わらず残念ですが、本当に“デカい“の一言。

道路沿いで獲物を物色していたフクロウは、地面スレスレに低空飛行したりと活発に動く様子が見ることができました。

私には見えませんが何かを狙っているシーン。

 

 

フクロウはコノハズクを襲うことがあるようで、あまり生息環境が重ならないそうです。

一ヶ月を振り返ると足繁く森へ通いましたが結果的にオオコノハズクには会えず終い。
まだまだチャンスは残っているので、今月も引き続きナイトウォッチングに勤しみたいと思います。

 


最後はコノハズクが鳴き交わす動画で締め括り。

 

 

今日の観察日記はここまで。