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2019年1月3日 1/-2℃ 雪のち曇り  【 午前 】




今日は観察始め。

元日もフィールドに出ていましたがガイドだったということもあり、私にとっては今日が今年最初の観察になります。

今回観察したのはヒドリガモ。

黄色いおでこが目立ち頻繁に鳴き声を聞かせてくれる身近なカモですが、今日は少し角度を変えて観察してみました。

 

 

冬になると至るところで見られるヒドリガモですが、他の淡水ガモに比べると海上に出る傾向があるようです。

群れで見る機会も多く、アオサなどの藻類を好んで食べるようでこちらの海辺では約30羽程が餌を採っていました。

 

 

「ピューイ  ピューイ 」と可愛らしい声を上げ採餌をするヒドリガモですが、こちらの群れのなかに少し特徴の違った個体が。

そちらにクローズアップするため場所を移動し距離を縮めて観察してみることに。

ヒドリガモの群れに混ざっていたのは北アメリカ北部で繁殖し日本には冬鳥として小数が渡来するアメリカヒドリ。

 

 

単純に見た目の印象の違いはヒドリガモが赤ならアメリカヒドリは緑。

アメリカヒドリはヒドリガモの群れに混ざっていることがほとんどで、群れをじっくり見ることで観察の機会に恵まれます。

数は少ないものの昨年流行ったDA PUMPの歌の影響もあってかTwitterではアメリカコガモやこちらのアメリカヒドリの画像が多く見られました。

 

 

ヒドリガモは身近なカモだけに素通りしてしまうこともあると思いますが意識することで群れに混ざるアメリカヒドリの発見に繋がるのだと思います。

何事も意識をして見ることは大事。

さてアメリカヒドリの行動についてですが、ヒドリガモと何ら変わりはありません。

 

 

ズボラな私が真面目に観察してみましたが特に違った点は見受けられませんでした。

ただ一つに気付いたことは群れのなかにヒドリガモ×アメリカヒドリの交雑個体も混ざってたということ。

此方の個体は画像を拡大。

 

 

赤色の頭部に緑色が混ざっています。

カモ類を観察していると時々『なんだこいつ?』と思うような交雑個体を目にすることがありますが、このような変ガモを探すのも一つの楽しみかもしれません。


午前はこの様にアメリカヒドリを中心にしてカモ類の観察を行いました。

 

 

午後からは猛禽類の観察をしましたが撮影枚数が多いため選定作業が進んでおりません。

其方の様子は選定が終わり次第更新したいと思います。

後日更新の日記へ続く。