メールはこちらから

 

 

X (旧Twitter)はこちらから

 

 

2019年5月25日 27/12℃ 晴れ




今回はコノハズクの観察。
渡来状況の調査を兼ねてシーズン1回目となるナイトウォッチング行いました。

昨年から本格的に始めたナイトウォッチングですが、今年はその経験を活かし更なるステップアップを目指しています。
目標の一つに掲げるのがオオコノハズクを見つけだすこと。
残念ながら去年は確認できずに終わったので今年は何としてでもという思い。

そしてもう一つは夜な夜な活動する鳥たちは日中どのように休んでいるのか、これを観察するべくナイトウォッチングを日中の観察に繋げることができればと思います。


先ずは渡来状況の確認ということで昨年何ヵ所か観察した場所のなかから一番個体数の多かったポイントへ足を運んでみました。

着いて耳を澄ましてみると『 ブッ キョッ コー 』『 キョッコー 』とコノハズクの鳴き交わす声が・・・

 


いたいた。

 

 

「小っちゃ!」というのが久しぶりに見た感想。

昨年の日記にも記載しましたが、改めて説明するとコノハズクの大きさは20cmで日本で見られるフクロウとして最小サイズです。

しかしものの数分もすると目が慣れてきてあっという間に去年の感覚を取り戻しました。

 

 

画像だけを見るとサイズが伝わらないと思いますが、かなり近い位置から観察できることが多く、スマホで撮影することも可。

つまり警戒心は全く感じられません。

 

 

ただ性格には個体差があるようで、好奇心旺盛な個体もいれば声は聞こえど姿を見せずといった個体と様々いるようです。

今回は特に此方の個体が好奇心旺盛で目の前に何度も接近してきました。

 

 

顔と顔がぶつかるんじゃないかと思う程の距離でホバリングするのは当たり前で、今回は私に止まろうとしたのか一度だけ触れることがありビックリ。

周囲をグルグル回ったかと思えば首を傾げて私を見ています。

 

 

此方の個体の観察に夢中になっているとあちこちから鳴き声が聞こえ始め、どうやらこの付近には4羽生息しているようです。

少し離れた場所からはアオバズクの鳴き声も聞かれ、更にはアカショウビンの声も。
アカショウビンも複数個体が鳴き交わしているようでした。

ふと見上げると電線にもコノハズクが。

 

 

さて、今回はコノハズクの飛翔シーンの撮影にチャレンジ。

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる・・・はず。

しかしこれが全く当たらない。

 

 

此方に向かって飛んでくるところは、三脚使って置きピンしないとダメでした。
これは次回の課題にしておきます。

ここで動画を掲載。
雌雄のコノハズクが鳴き交わしていいる様子をご覧頂けます。

 

 

至近距離を活かし部分的な観察も。

冬季に見られるフクロウの類いは獣のような足をしていますが、コノハズク足はタカに近い足をしていました。

 

 

撮影は兎も角としてコノハズクの観察は餌付けされたシマフクロウを観察するより断然楽しい。

お金を払う必要もありませんし、自分で探すワクワク感だったり楽しい要素が満載です。
とは云ってもそれは価値観の違いですし、私は探検しながらの観察が性に合っているのでしょう。

 

 

シーズン1回目の観察がこんなに良いものだと後が怖くなってしまいますが、今季は冒頭で掲げた目標を達成できるようコツコツと探鳥を重ねていきたいと思います。

本日の観察日記はここまで。