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2019年6月5日 26/14℃ 晴れ





業務多忙につき遅れ馳せながらの更新。
早朝からの仕事に加え、町内会の呼集が重なり細切れの観察が続いています。

時間の合間をみて日中と夜間に観察をしていますが、今回は先ずコシアカツバメの話題から。

例年に比べると一週間ほど到着が遅かったコシアカツバメ、今年も無事に渡来を確認することができました。

 

 

巣材運びの様子を観察したいと思い、いつもの水溜まりに行ってみたものの此方で確認できたのは3羽のみ。

必ず3羽でやって来て巣材を集め営巣場所との往復を繰り返していました。

 

 

他の個体群はどうしてるのか気になり、営巣場所に行ってみると昨年以上にスズメに巣が乗っ取られ営巣場所が広範囲に分散していることが判りました。

今年は4ヶ所で営巣しているようで、巣材を集める場所も其々違っているようです。

そのためいつもの水溜まりで見られる個体数が少なく、もっぱらツバメの観察となりました。

 

 

ツバメに関しては育雛中のペアもいれば巣造りに一生懸命なペアと様々いるようです。

此方では以前イワツバメも見られたのですが、営巣場所を変えてしまったようで1羽も見ることができませんでした。

 

 

イワツバメに関してはまた別の機会に観察してみたいと思います。


話題は変わって夜間探鳥へ。
夜な夜な徘徊を繰り返しオオコノハズクを探してあちこち回ってみてはいますが、未だ発見に至らず。

一方で秋田市周辺でのコノハズクの調査は順調でした。

 

 

前回の日記で観察したように一度に複数個体が確認できるということはありませんが、探して回ると結構な頻度で見つかります。

但し車で入れる場所は限られており、林道を一人で歩いていると少々気味が悪い・・・
突然聞こえる『ガサガサッ』という動物が動く音には体が膠着。
クマが多く生息する地域ということもあり、悪い形での遭遇にならないよう細心の注意を払いながら歩いています。

しかしコノハズクを目にするとクマの存在など一瞬で忘れ観察に没頭。

 

 

見た目も行動も個体差が大きいためいつも出会いは新鮮です。

しかし今年は赤色型の個体を目にしていません。

 

 

ふと思ったのが、つがいになれなかった個体はどのようにして過ごしているのか。

パートナーを探し少しずつ場所を移動しながら暮らすのか、それとも縄張りとしている場所からはあまり移動しないのか。

 

 

昨年の観察を切っ掛けに思ったよりも個体数の多さに気付かされましたが、何処にでも居るという訳ではありません。

繁殖できずに何年も単独で暮らす個体もいるのかなと考えると、より多くの場所で観察を重ねたいと思うようになりました。


前回の日記に掲載したポイントでは4羽いるうち2羽がペアになったようで、其方の個体は姿が確認できず。
そのため場所を移動してしまったようです。

残った2羽のうち姿を何回か見せてくれたのは電線によく止まる個体でした。
今回も相変わらず電線の上。

 

 

前回こちらのコノハズクたちはゆっくりと観察することができましたが、今回は状況が一変。

蛾を狙って動き回ることが多く、肉眼での観察は楽しめたものの撮影に関してはなかなか許して貰えませんでした。

 

 

昨年の観察を踏まえて考えてみるとコノハズクは渡来して間もない頃が一番観察し易いように思えます。

しかしまだまだ分からないことが沢山あるので今私が欲しいのは経験値。
観察を重ね生態が分かってくるとより楽しいお話ができるようになると思います。


楽しいナイトウォッチングですが良いことばかりではありません。

秋田市周辺で観察していた時の出来事。
画像をしようとモニターを確認すると手に違和感を覚えました。

 

 

何かヌルヌルする・・・

 


ライトで照らしてみると手が血まみれ。
知らぬ間にヤマビルに吸血されてしまいました。

秋田県央地域の山間部にはヤマビルが多く生息しています。
梅雨に入り気温が高くなるとヤマビル被害が一番多くなるのでこれからの時期は要注意。

蚊も多くなってくるので野鳥観察する際には万全の防虫対策が必要になってきました。



ヤマビル以上に蚊が苦手な私。

ここはひとつツバメに蚊の駆除を頑張ってもらうしかありません。


益鳥であるツバメが沢山繁殖しますように・・・

 

本日の日記はこの辺でおしまいです。

 

 

※次の週末は観察旅行のため秋田を離れます。
そのため日記の更新は暫くお休みします。