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2018年3月4日 12/0℃ 晴れのち曇り




今日は自宅周辺をパトロール。

長崎の旅を終え、観察記の更新を先行してきましたが実のところ未だ写真の整理が済んでおらず疲労も抜けきっていません。
それに加えて今日は昼頃から雨予報も出ていたので短時間の観察です。

先ずは自宅近くを流れる川沿いに。
今季こちらではオジロワシ成鳥2羽、幼鳥1羽とオオワシ成鳥1羽を確認していました。

カメラを持っていない時に限って良い場面に出会すことが多く、またブログ漁りをしていると羨ましく思えるような画像が掲載されていたりと精神衛生上よろしくありません。

先週は県外に観察に出た分、ここは地元を疎かにしてる訳じゃないぞアピールで私も近所で大型猛禽の観察と相成りました。


川を望めばものの数分でオジロワシ成鳥を確認するも、対岸側でかなり遠い・・・

 

 

しかし見たところ何かを補食してる様子。

拡大して検証してみます。

 

 

遠過ぎて何なのかさっぱり分かりませんでした。

対岸側に行って観察できる環境であればそれもまた良いのかもしれませんが、途中からは徒歩になってしまうため警戒心の強いオジロワシは獲物を置いて飛んでしまうことが必至です。

猛禽が生きていく為に命を落としている生き物がいる事実、最後まで食べてもらうのが一番の弔いでしょう。

そっとしておこうと思った矢先、補食しているオジロワシの近くで木に止まるもう1羽のオジロワシ成鳥の姿が目に入りました。

こちらは車の中から観察できそうだったので対岸側へ移動。

 


見事に枝被りですが大森山のテレビ塔を絡めることで自宅近くであることが一目瞭然の画像になりました。

 

 

暫く様子を伺いましたが辺りを見渡すだけで特別な動きを見せることがなかった為、場所を移動し他の鳥を観察しようと思ったらガンの鳴き声が。

上空を確認すると北上していくガンの群れ。

 

 

方角的に宮城県で越冬していた個体群だと思います。

秋田市上空を通過し大潟村方面に向かう群れが次々と飛んで来ましたが、8時頃がピークで総数にして1万羽以上が通過しました。

 

 

この様子を秋田市に聳え立つ太平山と絡めようと思い場所を移動。

試行錯誤を繰返し設定を変え、レンズを変えて撮影してみましたがイメージするような写真がなかなか撮れません。

 

 

肉眼で見るような画を写真に切り取るのは本当に難しいものです。

なんとかイメージに近いものが撮れないかと四苦八苦しているとノスリが飛来。
目の前を通過しようとした時に覚えた物凄い違和感。

 

 


「ノスリじゃねーし!」

慌てて撮影。

 

なんとびっくり、ケアシノスリでした。

例年姿を見せる大潟村で今季は確認できておらず、唯一確認できたのは県北へ向かう仕事の移動中。

今季初撮影のケアシノスリは目の前を通過したあと、何処に止まることもなく視界から消えていきました。

 

 

マガンと全く同じで南東の方角から飛んで来て大潟村の方角へ飛んで行ったので、渡りの途中の通過個体だった可能性もあります。

また今日は秋田市上空をマナヅルかナベヅルと思われる2羽が通過していくのを目撃しました。


短い時間の観察でしたが鳥たちが本格的に移動している姿を見ることで季節の進みを実感。
冬が好きな私にとって少々寂しく思える時期でもあります。

今日の最後は早朝に写した自宅近くの川の画像で。

 

 

それではまた来週。