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2024年3月11日

 

 

 

本日更新の日記は2月4日の観察分から。

 

度重なる降雪の影響によりヤマドリの調査・観察が思うように進まなかった2月上旬。

この日は気分転換にとコミミ探しをしてみることに。

 

日本には冬鳥として渡来するコミミズクですが、今季はヤマドリの調査に注力していたため一度も姿を見ることなくシーズンが終わろうとしていました。

 

 

コミミ探しは間違い探し。

集中力が途切れないうちに見つけ出すことが観察の肝。

 

時に目立つ場所へ止まっていることもあり、それについては運としか言えませんが大抵のケースは草むらに身を潜めています。

 

目から血を流す思いで探し回ると...

 

 

草陰に身を隠すコミミズクを発見。

 

 

画像だけを見ると目立つようにも思いますが、広大な敷地のなかでは意外と目立ちません。

 

現にこの場所を通過したバードウォッチャー数名はコミミの存在に気付かず素通りしていました。

 

草陰に身を隠す個体から10mほど離れた場所にはコミミズクがもう1羽。

 

 

こちらは丸見えといった状態です。

 

しかし探す気にならなければ見落としてしまうのがコミミズク。

 

同じ位置からズームレンズに交換して撮影するとこの通り。

 

 

意外にも目立ちません。

 

目の肥えた方だと容易に見つけてしまいますが、私にとってコミミ探しは骨の折れる作業。

この日は運良く出会えたから良かったものの、ほとんどの場合空振りに終わり泣いて帰ります。

 

先に見つけた個体もズームレンズを用いて撮影。

 

 

こちらの個体は周囲の状態に敏感でしたが、後に見つけた個体は常に眠そうにしており目を閉じる時間が長かったように思います。

 

 

同じコミミズクであっても性格には大きな違いがあり、警戒心の強い個体も居れば触れるほど近寄ることのできる個体も。

 

他のフクロウ類とは異なり日中から飛び回ることも多く、そうした生態からもバードウォッチャーに人気があるのではないでしょうか。

 

しかしこちらの2羽は全く動く様子もなく撮影するにも限度がありました。

 

 

直射を受けた状態と日が陰った状態で撮影したりレンズを交換したりと可能な限り撮影してみましたが、幾ら撮影しても30分が関の山。

 

思い付きで動画を撮影してみたものの草が風になびくだけの映像になってしまいました。

 

 

期待通りにはいかず動き出す気配も感じられなかったことからコミミズクの観察はあっさりと終了。

 

何とも内容の薄い記事となってしまいましたが動かない相手だけにこればかりは仕方ありません。

 

 

コミミズクの観察については今季この日が最後と考えていましたが、暫くしてから再び観察の機会に恵まれました。

 

そちらの様子についてはまた機会を改めて更新したいと思います。

 

 

本日の観察日記はここまで。