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2018年1月27日 -2/-4℃ 雪時々曇り

 




過去最強クラスの寒波襲来で連日真冬日の秋田県。

今日は寒波襲来の前日、今週火曜日に観察した時のお話です。
この冬は仕事で県の北部地域に行くことが多く、その道中でレンジャクの群れをよく目にしていました。

通い慣れてくると比較的良く目にする場所も絞り込むことができ、火曜日はカメラを持って県北へ。


この日は夜明け前に出発。
前回の観察で運良くアカツクシガモを見ることができた場所にちょっと寄り道です。

 

 

同じ場所での滞在を確認できました。

しかしこちらのアカツクシガモ、寒波の影響で滞在場所が完全氷結して以降姿が見られなくなったそうです。
予想してたとは云え残念ながらこの日が最後の確認となりました。


話題を戻してお目当てのレンジャクの群れですが、昼休みに狙い通りの場所で姿を確認。

 

 

写真には全て写っていませんが総数は27羽。
付近に植樹されたナナカマドの木の横に車を寄せてこちらへの飛来を待ちながら昼食をとります。


程なくしてレンジャク飛んできたと思いきや、飛来したのはツグミでした。

 

 

杉の木が背景になるように位置付けしたことでナナカマドとのコントラストが良く、見慣れたツグミも普段以上に綺麗に見えます。

こちらのツグミがナナカマドの実を食べ始めると堰を切ったように次々とレンジャクが飛来。

こちらはキレンジャク。

 

 

レンジャクとはバードウォッチャーが云う総称で、正確にはキレンジャクとヒレンジャクの2種を指します。

レンジャクは全国的に見られる冬鳥ですが、年によって渡来数の差が大きく東日本ではキレンジャクが多く西日本ではヒレンジャクが多いそうで、この時も群れの割合はキレンジャクが圧倒的多数。

 

 

キレンジャクとヒレンジャクは色違いの近縁種で尾羽の先端の色を見ると容易に区別がつきます。

キレンジャクは黄色、ヒレンジャクは赤と非常に単純明快。

 

 

主にナナカマドやヤドリギなどの果実を食べ種子散布を助けているレンジャク。
実を咥えた瞬間を狙ってみますが・・・

ようやく撮れたと思ったらピントバッチリの写真を誤って削除してしまい、残ったのはピンボケ写真でした。

 

昼食を忘れあっちで撮ったりこっちで撮ったりと楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。

数多く撮影した写真には変な恰好で実を啄むシーンもありました。
もう少し落ち着いて食べたらいいのに。

 

 

ヒレンジャクを狙ったもののなかなか思うように撮影させてもらえず、時計を確認すると休憩時間も残り僅か。
ヒレンジャクはまた次の機会にと食べ掛けの昼食を掻き込んだところで休憩時間は終了。

 


午後は気分が高揚したまま楽しく仕事をすることができ、なかなか良い一日となりました。

 

 

この日撮影させてもらえなかったヒレンジャク、運良く今日は撮影をすることに成功しました。
その様子は明日更新予定です。

おしまい。