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三沢基地航空祭  2015

 

 

2015年9月13日 曇りのち雨


 

今日は野鳥観察をお休みして、三沢基地航空祭に行ってきました。

2012年にもその様子を記事にまとめていますが、今回は今後航空祭に行ってみようと考えている方・初めて航空祭に行く方の為に、今年の航空祭を振り返りつつ詳しく説明していこうと思います。


先ずはじめに三沢基地について簡単に説明すると、三沢基地は日本で唯一の航空自衛隊(以下 空自)と米空軍の共同使用基地。

三沢空港が隣接しており、空自・米軍・民航が同じ滑走路を共用しています。


基地内は厳重に警備され普段は関係者以外入ることができない場所ですが、例年9月の第2日曜日に航空祭が開催され基地が解放されます。

 


こちらは航空祭前日の夜に撮影した基地のメインゲート前。


メインゲートの周辺は特に米軍関係者の姿が多く、まるでアメリカに来たような気分を味わうことができます。

また周辺にはBarが数件あり、中に足を踏み入れるとそこは完全にアメリカ。


 

外人特有の甘ったるい香水の匂いとタバコの煙が充満するなか、大音量で音楽が流れみんなノリノリです。

ビールの一杯も注文してそんな雰囲気のなかで飲んでみましょう。
味の薄い Budweiser が出てきても美味しく感じること間違いなし。

英会話ができる方は是非どうぞ。


前乗りして三沢市に宿泊される方は基地周辺のお店を散策してみるのも面白いと思いますよ。
※航空祭前日は三沢市内の宿泊施設がほぼいっぱいになるので、早い時期からの予約が必要となります。


さて、航空祭前日から三沢市のあちこちで空自が設置したこのような看板を見掛けます。

 


航空祭当日も一般車両は基地内に入ることができないので、車で行く場合は看板の案内に従い一般駐車場に車を止めて会場まではシャトルバスで移動します。
シャトルバスは有料で500円。
※シャトルバスは長時間待つ場合もあるようです


基地周辺の民間駐車場は前乗りしている人であっという間に埋まってしまう為、こちらを利用するにはかなりの気合いが必要。


一番オススメなのは基地周辺にお住まいの方が私有地の空いている場所を提供してくれる臨時駐車場。

こちらは一台の相場が1000~1500円。
ここに車を置くことができたら最寄りのゲートまで徒歩で移動します。

臨時駐車場を利用する場合は当日の朝6時頃に基地周辺を移動していると手書きの看板を持って道路沿いに立っている方が沢山いるので、遠慮せずに声を掛けて駐車させてもらうとよいと思います。


午前7時頃にはあちこちで渋滞が発生するのでなるべく早く行動することをオススメします。

※空自の設置した看板に記されている赤や黄色のマークは招待者を案内するもの。
招待者であれば基地内に車を置くことが出来ますが、それにはコネが必要となります。
コネのある方はコネてみましょう。


時間が経つごとにゲート前には沢山の人だかりができて開門を待ちます。

航空祭の行事が行われるのは午前9時~午後15時迄ですが、開門の時間はだいたい7時頃。

開門と同時に一斉に基地内に人が押し寄せますが、ここで米軍による手荷物検査が行われます。



金属探知機を用いたボディチェックの他、手荷物の中身の確認など。
拳銃や日本刀などの危険物は基地内に持ち込むことはできません。


手荷物検査を済ませたらいよいよ会場へ。
会場に着くと様々な航空機が展示されていて、付近には自衛官や米兵が立っているので色々な話を聞くことができます。


今年は話題のオスプレイ2機が展示されていて、周りにはあっという間に人だかり。



話題性と物珍しさから親子連れで記念撮影している姿も多く見られました。


会場内には米軍関係者が多く、カートで移動する米兵をよく見掛けます。

可愛い女性兵士を発見したので声を掛けて記念撮影。



このようにこちらから声を掛けると快く撮影に応じてくれます。


8時半頃にはオープニングに備えて航空機が次々に離陸。



9時になると会場中央で式典が挙行され、それに合わせて航空機が会場上空を航過飛行していきます。



ここから色々な航空機が飛び、各所で様々なイベントが行われます。


会場には沢山のお店が出店していて自衛隊グッズ・ご当地グルメ・米軍グッズ・アメリカンフードなど、普段買うことができないような物が並んでいたりと、お店を見て回るのも楽しいです。


 

こちらのお店ではキャップやTシャツを販売していました。

米軍側のお店には日本語が話せる売り子さんがたまに混ざっていますが、基本的に日本語が通じません。

それでも片言の英語やジェスチャーで買い物は十分に楽しむことができます。

もし英会話ができるようであればより買い物も楽しめますし、売り子さんにもポーズをとってもらい撮影もOK!

 


ところでこのポーズなんでしょうね。
アメリカで流行ってんのかな?


時間ごとに飛ぶ航空機は変わるので、お気に入りの航空機があればそちらもチェック!



残念ながら今回は9時半頃からポツポツと雨が落ちてきてしまい、終日青空での撮影をすることができませんでした。


天気に凄く左右されるお祭りなのでこれに関しては本当に運としか言い様がありません。



小雨が降っても予定通り飛んでくれたらまだ良い方ですが、あまりにも天候が悪い場合は安全性を考慮してフライトはキャンセルされます。


戦闘機から目を移すとあちこちで行列を見掛けるようになりました。

来場者も更に増えて、お土産を買い求める人の列や輸送機などのコックピットで記念撮影する人の列など。

そのなかでも一番行列をつくっていたのは Anthony's Pizza.


 

このピザ屋は米軍の基地内にしか展開していないので、なかなか口にする機会がありません。

ネットでの話題も手伝ってか一人で5箱くらい買う人も当たり前のように見掛けました。

あくまでも個人的な感想ではありますが、温かいうちに会場で航空機を見ながら食べるのがよいと思います。

お土産にするのは、、、お任せ!


この他に定番と言えば BURGER KING.

そちらは会場から少し離れた場所にお店があるので、分からない場合は近くにいる自衛官に尋ねるとよいでしょう。


飲んだり食べたりすると出るものは出るのが当たり前。

会場周辺には簡易トイレがあちこちに設置されていますが、長い行列になると待ち時間30分なんてこともあります。

ある意味一番長い行列に成りかねないので、トイレに関しては余裕を持って行動することをお奨めします。


時間が経つにつれ雨が強くなってきたので私は格納庫で雨宿り。

そんな雨の中、米軍の戦闘機がデモフライト。

 

 

こちらのデモフライトが行われているあたりから低い雲が会場に流れ始め、更に雨が強くなってきました。


ほどなくして Blue Impulse がフライトする時間となり会場にアナウンスが入ると雨宿りしてた来場者も傘を片手に続々と外に出て行きました。

私はそのまま格納庫内に留まりアナウンスを聞きながら待機。

しかし低い雲が影響して残念ながら Blue Impulse の演技はキャンセルとなってしまい、会場をタキシングで一周するような形で終了。

最後に予定されていた空自の戦闘機の機動飛行が前倒しになりましたが、その間も手荷物検査をしていた米軍の一人がずっと飲み食いをしているのが気になりました。

パンのような物を食べ終わったと思ったら今度はスナック菓子に手をつける始末。


おそらく食いしん坊ですね。



私も食いしん坊の端くれということで、ここはひとつ日米友好の為ご挨拶。


快く写真を撮ってくれました。


 

食いしん坊万歳!

この写真を撮影したあと米軍は大笑い。

何を笑っているのか訊ねると、どうやら私はゲイと思われたようです。

それもまた良き思い出。



2015年の三沢基地航空祭は雨の影響により Blue Impulse のフライトのみキャンセルとなりその他は予定通り行われ終了。


 

 

This year's Misawa Air Festival attracted more than 100,000 attendees to witness more than 30 static displays of American, Australian and Japanese aircraft. The festival also included a live musical performance by the Pacific Air Forces Band Pacific Trends, local and American-style foods, and aerial demonstrations by the Japan Air Self-Defense Force.

 

 

以上、三沢基地航空祭のレポート&楽しみ方でしたm(_ _)m