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2017年4月29日 13/10℃ 晴れのち雨




待ちに待った大型連休。
 年に一度のお楽しみということで去年は富山県でライチョウの観察をしましたが、今年は沖縄県でヤンバルクイナの観察です。


・・・と言いたいところですが、ここのところ出費が重なり先立つものがなく今年の遠征観察は中止と相成りました。


連休初日の今日は予報に反して陽射しの眩しい朝を迎えましたが、準備を整え家を出てみると遠くの空は真っ暗。
またこのパターンか。
いつ降りだすか分からない状態だったので今日は近場で観察をすることにしました。

観察を始めて間もなくポツポツと雨が降りだし、思ったよりも早い段階で天候が悪化したので引き上げようと思ったところにトラツグミが出現。

 

 

地面にいることが多い鳥は本当に見つけにくいものです。

巧いこと周囲の環境に同化するような模様をしているので飛ばれて気付くことも多く、このトラツグミは大型ツグミ類のなかでも最大サイズですが一番見つけ難いのではないでしょうか。

恒例の拡大検証。

 

 

開けた環境では容易に姿を確認できますが、樹林の多いような薄暗い森では正直なところ見つける自信がありません。

但し地上で採食する時は頭を振り嘴で落ち葉をはね除ける挙動が大きいため存在に気付かされる場合もあります。

 


ミミズを見つけました。

 

 

こちらの個体を観察していると雨が本格的に降りだし、雨宿りしながら観察をすることにしました。

 


開けた場所を眺めているとトラツグミが2羽現れ餌を探す様子を見ていると、チドリ類と同じように足を震わせ採食することが判明。

単に嘴で落ち葉をはね除けるだけではないことが解ったのは収穫でした。
その後も2羽を観察していると給餌する姿を確認。

こちらは距離がかなり離れていたため画像を拡大。

 

 

確認しただけで4回給餌がありましたがどれも角度が悪く向き合った形の画像は残せませんでした。
しかし時期的に考えてもこれから繁殖を目指すための求愛給餌だと思います。

この給餌が見られたあとトラツグミは移動してしまったようでトラツグミのお話はここまで。

 


ここからは話題を変え雨宿りしながら他の鳥を観察していた時のお話です。

 

ふと見ると何やら黒い物体が動いてるのに気付きシャッターを切りました。
画像を拡大して確認。

 

 

なんだこれ。

小動物であることは間違いないようですが気になったので近付いてみると突然高速移動!

 

 

慌てて撮影したので酷い画像ですが動きの速さが伝わるのではないでしょうか。

こちらの小動物、正体はモグラ。
のんびりしたイメージだったのですが、そんなイメージを覆す程の動きで突貫作業の土木工事。

 

 

 

あっという間に地中に潜っていきました。

 

 

正直なことろトラツグミを見てるより面白かったです。

 

 

本日の観察はここまでですが帰り際にずぶ濡れのカケスがガサゴソしていたのでそちらの画像をご紹介。

落ち葉を寄せて何かを探している様子。

 

 

至近距離で見ているにも関わらず一心不乱に探しているということは余程大事な物なのでしょうか。

しばらくその様子を見ていると去年の秋に隠しておいた栗を見つけました。

 

 

別カットをよく見てみたら腐ってた。

おしまい。