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2021年8月15日

 

 

 

 

短かった夏季休暇もあっという間に終わってしまいました。

 

今季は業務が多忙を極め休日が尽く潰れるだけではなく、長いはずだった夏季休暇も休日出勤をせざる得ない状態となり、3日間のみの休暇で時間に余裕の無い生活を送っています。

 

 

オリンピックが閉幕して改めて浮き彫りとなった全国的なコロナ感染者の急増。

それに加えて全国各地で豪雨災害が発生しているとの報道もあり、被災された方にはお見舞い申し上げます。

 

幾ら忙しいとは言え、毎週観察に出ることのできる生活を送れるだけ幸せなのかもしれません。

 

 

さて先月下旬からオオジシギの観察を継続していますが8月はオオジシギと入れ替わるようにタシギが増え、更にチュウジシギやハリオシギも渡ってくることから集中的にジシギを観察する予定です。

そちらの様子については後日改めて。

 

 

当ホームページの野鳥観察日記は観察スタイルの変化から1種に絞った形で日記を綴ることが多くなりました。

 

目的を持った観察の合間には様々な鳥たちをを目にしますが、今回の日記では掲載しそびれていた鳥たちを何種かピックアップする形で掲載していきたいと思います。

 

 

先ずは先月25日付けの日記に記載したクロツラヘラサギから。

 

初認から数日が経ち改めて観察に出向いてみると単独だったはずのクロツラヘラサギが1羽増えて行動を共にしているようでした。

 

 

とは言ってもこの日は寝ている時間が長く、思い出したように羽繕いをして再び寝るといったことの繰り返し。

 

観察する側としては何らかのアクションが欲しいところですが、この場所を気に入ってのんびり出来ているのであればそれが一番でしょう。

 

 

ウミネコたちの挙動が大きくなった時には2羽とも顔を上げる瞬間があり、その時を狙って撮影してみたりアングルを変えて撮影してみたりと可能な限り変化のある写真を撮らせてもらいました。

 

 

私が見てる間にこの場所を離れることはなく、何処で餌を採っているのか未だに分かりません。

 

周辺には餌の採りやすい環境が無数にあり近いうちに探し出すことができればと考えていますが、観察したい種が多い割に時間に余裕を持てないというのが難点です。

 

 

次はこの時期に初めて確認したホオジロガモ。

 

 

ほとんどのカモ類は冬鳥として日本へ渡来しますが、少なからず繁殖地へ渡れない個体を各地で目にします。

 

翼の怪我であったり理由は様々あるようですが、今までそのような個体を沢山見てきたもののホオジロガモは初めてのケースでした。

 

シーズン中に見掛ける個体は人の気配を察知すると直ぐに距離を取ろうとするため近距離で観察できる機会が少なく、この時も距離を取られるかと思いきやどんどんこちら側へ。

 

 

どのタイミングで遠ざかるのかと思い様子を見ていましたが、私の存在を気にする様子もなく目の前までやって来ました。

 

 

上陸すると羽繕いや羽ばたきを見せましたが、羽に着目すると次列風切が換羽し伸長中であるように見受けられます。

 

伸長中の羽とは違って渡ることのできなかったカモ類に見られる羽の症状は見られませんでした。

 

 

釣り糸が絡まるなどのトラブルは無く、怪我をしている様子も無かったので餌さえ採ることができれば何とかこの夏を乗り切ることができるでしょう。

 

体のあちこちをチェックするにあたり、ホオジロガモの足を見たのは初めてということにも気付きました。

 

 

シーズン中に上陸している姿は見たことがなかったので不本意な形ではありますが収穫の一つとして今後の観察に活かしたいと思います。

 

あと3ヶ月もすると仲間たちが渡ってくるのでそれまで何とか元気で過ごしてくれることを願うばかり・・・

 

 

次はオオヨシゴイを探していた際に間近で見ることのできたヨシゴイのペア。

 

 

数年前にも全く同じ場所で繁殖を確認していたので、どちらかの個体は過去に観察した個体と同個体かもしれません。

 

 

今回の日記を更新するにあたり、6月27日付けの日記に掲載した個体たちの様子を確認しに行かなければと思い出しましたがオオジシギの観察の合間に上手いこと観察できるものか・・・

 

 

オオヨシゴイ探しをするため各地を巡回したいところもあり、分身の術が使えたらと有り得ない妄想さえ始める今日この頃。

 

欲が出る程にどれも中途半端になってしまう恐れがあるのでやはり的を一つに絞ることが正解でしょう。

 

 

次に掲載するコヨシキリもオオヨシゴイを探している合間に撮影した個体です。

 

お目当ての鳥の気配が全くといって言いほど感じられず、心が折れた私の目の前で囀りを幾度となく聞かせてくれました。

 

 

いわゆるソングポイントと思われるような葦があり、必ず同じ場所で囀っていたことから撮影の練習をさせてもらうことに。

 

Web上で見る他所様の写真は大胆な構図であったり、ボケを活かした写真だったりと「凄いな」と思わされるような写真が星の数ほど存在します。

 

どの様に撮影するとあの様なボケ方になるのかと設定もあれこれ変えて撮影してみましたが、他所様と同じような写真を撮影することは出来ませんでした。

 

特殊な現像ソフトを使っているのか、単に撮影技術の問題なのか・・・

 

 

撮影の練習と言えば飛翔するツバメにカメラを向ける日もありました。

 

私の腕が悪く背景の絡む状態での飛翔シーンはAFを的確に作動させることが出来ず背景にピントが合ってしまいます。

 

連写したところで思った部分に合焦しなければ意味がないので、ただひたすら練習あるのみ。

 

 

撮影した画像は最大まで拡大してピントが合っているのか一枚一枚チェックを重ねますが、良い構図で撮れた写真ほどピンボケになっていることが多くもったいないと感じつつも最終的には削除してしまいます。

 

この選定作業が雑になるとお気に入りの画像まで削除してしまい、今まで何度泣いてきたことか・・・

 

 

更には加齢と共に眼精疲労が激しくなり、モニターを見ても画像がボヤけて見えることが多く一気に選定を済ませることが出来なくなってしまいました。

 

腕が向上する前に加齢による衰えが顕著なため今流行りの機材に頼りたくもなりますが、今更機材を一新するような財力もありません。

 

 

趣味の範疇ですから「そこまでする必要があるのか」と自問自答する毎日です。

 

だいぶ独り言の多い日記になってしまいましたが、最後に掲載するのはカルガモの親子。

 

子育て上手のお母さんが大きくなった子供たちと畔で休んでいるところを撮影させてもらいました。

 


 

フワフワだった雛たちはお母さんと変わらないような見た目となり、パッと見た目にはどの個体がお母さんなのか分からないほど。

 

しかし未だにお母さんの一声には忠実なようで、統制の取れた行動が微笑ましく思えました。

 

 

グダグダと語り節操の無い内容となりましたが本日の観察日記はここまで。

次週の日記はいつものスタイルに戻ります。

 

 

おしまい。