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2012年7月20日 27/17℃ 晴れ

 

 

『日台野鳥交流会~其の3~』

 

 

前日と同じように午前6時半に宿泊先へ迎えに行き、一行を乗せて今日も男鹿・大潟村方面へ。

今日の移動中はお互いの国の語学レッスン♪
台湾はその昔日本の領土であったという歴史から、年配の方は日本語で話す人が多いそうです。
中年の方は台湾語で話す方が多く、若い世代は中国語で話す人が多いとのこと。
山を越えると言葉が違ったりするそうで、この辺は日本の方言と同じといったところでしょうか。


今日は先ず始めにミサゴの狩りの様子を見てもらうことにしました(^-^)

ポイントに着いて数分後、私たちの目の前にミサゴがダイブ!

蕭さんは「撮ッター!撮ッター!」と大喜び♪

陳さんは「失敗シマシタ・・・」と頭を抱えています。

蔡さんは「色ガ出ナカッタ」とやや難しい表情。

そう、この時はちょうどポイントの上空にだけ帯状の雲が広がりやや薄暗い状態で写真を撮るには少々光量不足。
何度かミサゴのダイブを見たところで昨日のオオタカのポイントへ行きたいとのリクエストがありそちらへ向かいました。


ポイントに到着して観察を始めしばらく経った頃、とある建物の縁に置いてある廃材を陳さんが指差していました。

どうしたのかと思い訊ねてみると「釘ガ出テイテ危ナイデス」とのこと。
すると陳さんは廃材をひっくり返し釘が露出しない状態にしていました。

小さな子供の教育者だからなのか真面目な性格からなのか、私が先に見つけたとしても気にも留めなかったと思います。
外国に来てこのような事を行動に移すことができるのは凄いことだと思いました。


さてオオタカの方ですが今日もサービス満点で幾度となく登場してくれます(^-^)

今日は二羽同時に出てくれたりと一行は大忙し。

ある程度観察したところでチュウヒを探しに行くことに。
比較的出現率の高い場所に行ってみましたが残念ながら姿を確認することができず、再び移動しようとした時に支部長から連絡が入りました。

現在地を伝えると来て下さるそうで、その場で待機していると支部長と共に支部の先輩もいらして一行と初対面。
挨拶を交わし雑談をしているなかで、ちょうどタンチョウが遊びに来ているとのことで案内して頂くことに。

先にポイントに向かっていた支部の先輩方が居場所を特定して下さりそちらに真っ直ぐ移動します。
しかしタンチョウはなかなか見難い場所を移動していて直ぐに姿を見失ってしまいます(´Д`)

撮影した写真を最大まで拡大してもこのような感じです。
支部長を残し他の先輩方は反対側に移動してタンチョウを動きを見守り、観察し易い場所に出るまでの間は支部長と一行との雑談タイム(^-^)

ここで大潟村の豊かな自然を背景に記念撮影☆

支部長と奥さんと台湾からの一行。

 

お気付きの方も多いかもしれませんが、蔡さんがこの写真には映っていません。
実は蔡さんから「私ヲコノ場所ニ置イテ行ッテ下サイ」との申し出があり、独りでずっとオオタカの観察中です(笑)


しばらくタンチョウを待ちましたが、なかなか良い場所に移動してくれず、支部長から「カンムリカイツブリが営巣している場所があるのでそちらに移動しましょうか?」との提案(´∀`)

支部長の先導でカンムリカイツブリの営巣場所に移動。
到着して支部長の指差す方向を見てみると何とも観察し易い位置に(^^;)

特に陳さんが熱心に観察されていて、この旅行中初めての三脚使用でした。

一時間程観察するなかで♂と♀が抱卵を交代する様子や、嘴で優しく転卵する様子、巣材を運び巣を補強する様子などを観察することができ、健気な姿に一同感動しました(ToT)

また近くの田んぼの畦道ではカルガモの親が二羽、周りの安全を確認したところで雛たちを横断させる姿も。
これにも感動した!!!


時刻もお昼を過ぎたところで野鳥観察ステーションで一緒に昼食をということになりました。
私は蔡さんを迎えに行く旨を伝えそれぞれ移動。

移動して間もなくゴオォォォ―――!!!と爆音が('_')
もしやと思ったところに蕭さんから「アレハ何ノ飛行機?」との質問。

三沢のF-2が二機飛んで来ました。
垂直尾翼を拡大すると3SQと判明。
秋田沖の訓練空域に向かう途中だったのでしょう。
それにしても高度が・・・。


蔡さんを迎えに行き昼食を調達。
牛丼、豚キムチ丼、スパゲティ、豚カツ、たこ焼きetc・・・
色々買い揃え野鳥観察ステーションへ。

支部の先輩方と台湾の一行と楽しい会食。
台湾のお話で盛り上がり記念撮影をしたりと和気藹々(^-^)


歓談に区切りがついたところで先輩方に別れを告げ再び観察に出掛けます。
一行からのノスリを見たいとのリクエストがあり、村内をウロウロ。
台湾ではノスリも珍しい猛禽だそうです。
しかしいざ探してみると多い時は何処にでもいるノスリがなかなか見つかりません(´Д`)
やはり今時期の観察は難しいようです。

それでも条件はあまり良いとは云えなかったものの、何とかノスリとチュウヒの観察をすることができてホッと一安心。

陽もかなり傾きそろそろ観察終了の時刻となり、一行に何かリクエストがあるか聞いてみると再度オオタカのリクエスト(笑)

ポイントに到着して約30分の観察で夕日に照らされた幼鳥を見ることが出来ました☆

その後は宿泊先に送り届け、夕食はホテルの豪華な料理が出るコースを予約していたので今日はここでお別れです。



2012年7月21日

私は職場の方に戻らないといけなかった為、この日のガイドは鳥友二人にお願いをしていました。
やはり鳥の出具合はイマイチだったようで、ガイドの難しさを痛感。
しかし野生の生き物が相手ですからこればかりは仕方ありません。

観察終了後は一行を空港まで送って頂き、私は課業終了後すぐに空港へ向かいました。
幸い職場は空港と近い為、最後に一行と今回の旅行を振り返りしばし雑談タイム。

そしてあっという間に出発の時間。
一行は全日程を無事に終了し18:40出発の便で秋田を離れました。

 

 

 

現在請大家來打在冬季秋田

再見,直到我們再次見面(・∀・)ノ