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2015年11月3日 16/5℃ 曇りのち晴れ




今日は悪天候の予報で観察はお休みと決め込み布団の中でずっとゴロゴロ。
8時頃になって何気なく天気予報のサイトを見てみると、この時期比較的よく行く観察地がうまいこと雨雲が避けて通るような予報になっていました。

しかし予報はあくまでも予報。
こればかりは行ってみなくては判りませんし、だからと言って部屋でゴロゴロしていては野鳥との出会いもありません。


ダメ元で出てみるかと、重い腰をあげ観察地に向かうと日差しも出てきて良いお天気。

そしていつもの場所にいつものハヤブサ。



今日はテレコンを着けて倍率を上げて撮影。
辺りをキョロキョロしてばかりでいつもより落ち着かない雰囲気。

5分も観ていたでしょうか、止まり木から飛び立ち何処かへ行ってしまいました。


ちょっと待ってみましたが戻ってくる様子もないので場所を移動していつもの観察地へ。


こちらに着くと野鳥の会の支部長と奥様が観察中で私もご一緒させて頂きました。

談笑しながら辺りを見てみると突然猛スピードでハヤブサの登場。



一斉にヒヨドリの群れが逃げ惑いそれを追うハヤブサ。

どうやら狩りが始まったようですがその様子に気付いたカラスの群れがハヤブサを追い掛け回し排除行動。



画像には入っていませんが、カラスは更に10羽ほどいてしつこくハヤブサを追っていました。


辺りにはノスリやトビも多く見られ、こちらもカラスが追い回す姿が見られましたが、ハヤブサに対しては相手の能力を知ってか群れで集中的に追い回しているようでした。


しばらくすると沖合いの方には雨雲が発生し遠巻きにも雨が降っているのが見えました。

 

ご覧のように遠くの空は真っ黒ですが、私のいる場所は太陽が燦々と照りつけススキが光り輝いて見えこの時期としては暖かい陽気。


そんな空の様子を見ているとここで普段見られる猛禽とは違った感じの鳥が飛来。

一瞬???状態で何かと思いましたが、羽と飛び方で正体が判明。

 

コミミズクです。


冬の猛禽が秋田へ到着しました。

コミミズクは冬鳥として越冬のため日本に渡ってくるフクロウの仲間。

支部長にコミミズク飛んできたことを伝えると「早く撮れって!」と奥様に捲し立てる様子が面白かった(´ω`)


辺りをグルグル飛び回るコミミズクに気付いたカラスがこちらにも排除行動。



ギャウギャウと鳴きながらコミミズクは面倒臭そうに行ったり来たり。


本当にカラスというのは縄張り意識が強いもので、確か3年くらい前にもこちらに程近い場所でコミミズクが沖の方を通過中、それに気付いたカラスがわざわざ飛んで行って追い回してたという話を聞いたことがありました。


さて遠路遥々やって来たコミミズクですが、私がよく使うこの顔文字→(・∀・)

飛んできたところを正面から見るとよく似ています。



顔が飛んでるみたい(・∀・)

このあとコミミズクがカラスに追われて藪の中へ。


今日は出足の遅いスタートでしたが、冬の猛禽を今季初確認できたので◎として、観察日記はこれにておしまいですm(_ _)m