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2017年11月12日 12/6℃ 曇りのち晴れ




冬の珍鳥まつり。
先週の観察を以て秋の渡りの珍鳥探しは終了する予定でしたが急遽予定を変更。

昨日は発達しながら進む低気圧の影響により北日本は暴風の吹き荒れる大荒れの天候になりました。

 


『荒天の後には何かが出る』

 

突然私の頭の中に何か白っぽい鳥のイメージが湧き出て、思い浮かんだのはオオモズ・オオカラモズ・ユキホオジロ、この3種。
このうちどれかが見られるだろうと変な自信も湧き出て昨夜はTwitterで「見つからなければ切腹する」と宣言をしていました。


ハラキリを掛けた今日の観察、果たして白っぽい鳥は本当に見つかるのか。
先ずは先週まで毎週のように足を運んだ実績ポイントへ。

今年の秋は全くと言っていいほど空振り続きの場所でしたが今日は違いました。
現地に到着して直ぐ目に入った白っぽい鳥、ユキホオジロの姿を確認。

 


しかし証拠写真を撮る間もなく飛ばれてしまい、車を移動して仕切り直しです。
5分程待つと後方から飛んできて予想外に道路で仁王立ち。

 

 

取り合えず証拠写真も残せたので切腹しなくて済みました。

しかしながら抜群の可愛さ。
日本で見られる小鳥のなかでは1、2位を争う可愛さと言っても過言ではないでしょう。

車道にいることで接近してきた車から逃げるように場所を移動。
地面から伸びる雑草の種子を啄んでいるようです。

 

 

ユキホオジロは冬鳥として主に北海道に渡来しますが、本州北部にも少数が渡来するようです。

そのため秋田では観察の機会が少ないので珍鳥扱い。
海岸沿いの平地や草地などで確認されることが多く、夏に過ごしている場所と似たような環境を選び渡来しているのでしょう。

 

 

去年と同じ場所に渡来したので写真としてはあまり代わり映えしませんが、今回は単独での飛来のせいか然程警戒されることなく観察することができました。

 


車は気にしなくても上空は気になる様子で何度も上を見上げて安全確認。

 

 

可愛いというのは罪です。

どんな仕草も可愛く見えてしまう。
しかしこのユキホオジロの配色を変えるとツメナガホオジロに変化します。

 

参考までに去年の秋に撮影したツメナガホオジロの画像を掲載。

 


以前から思っていたのですがツメナガホオジロと顔付きがそっくり。
配色のパターンが違うだけでこうも印象が変わるとは。

そんなことを思いつつ観察を続けていましたが、頭掻きの仕草をした際に連写した画像を確認してみると足指の後趾の爪が長いことに気が付きました。

 

 

この特徴はツメナガホオジロにも見られツメナガホオジロの和名の由来になっています。
顔が似てるだけでははく特徴も同じとなると分類上かなり近い種なのかもしれません。

頭掻きは足をダイレクトに挙げて掻くのではなく翼の後から足を回して掻くタイプのようです。

 

 

我が家のオカメインコも翼の後から足を回して掻くタイプ。

 


採餌の様子を動画撮影しました。
今回も手持ちの為に多少画像が揺れますがその辺はご愛敬。

 

 

近くで撮影していたバーダーさんのシャッター音も録音されていますが、撮影枚数がもの凄いことになっていると思います。

私はあまりシャッター押さないタイプなのですが、可愛さあまって今日はいつも以上ににシャッターを押してしまいました。

それでも私の撮影枚数は半分以下のはず。
帰宅後の選定作業を考えシャッターを押すことを躊躇してしまう私はまだまだ甘いなと思わされました。

 

 

ズボラな私は選定作業もいい加減で似たような写真を削除していくうちにお気に入りのカットも勢い余って削除してしまう。
そんな繰返しが今夜もしばらく続きます。

今日の観察日記はここまで。