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2022年12月8日

 

 

 

本日更新する日記は旅先での思い出を綴る観察旅行記...と言いたいところですが、今回はいつもと違って観光を兼ねているため一般的な旅行記となります。

 

今年は搭乗分によって加算されるANAプレミアムポイントを稼ぐことを目的としてSFC修行と称しあちこちに出掛けましたが、遂に目標としていた5万ポイントへ到達しました。

 

ポイント2倍キャンペーンの効果も手伝って前回の石垣島旅行を終えた時点でプラチナメンバーへ。

 

 

ANAマイレージクラブについて簡単に説明してみましょう。

 

会員登録することによりマイルが貯まるだけではなく、利用頻度によって一般→ブロンズ→プラチナ→ダイヤモンドとメンバーステータスが上がります。

 

其々のステータスによってサービスが充実するため修行と称して羽田⇔沖縄を何度も往復する方も。

こういった方々を俗に修行僧と呼ぶそうです。

 

 

特にプラチナメンバーからはラウンジを利用できる他、保安検査が別レーンであったり、預けた荷物を最初に受け取ることができるなど混雑時におけるストレスが皆無といった状態に。

 

こちらはプラチナメンバーの証しとなる物理カード。

 

 

プラチナメンバーになる最大のメリットはスーパーフライヤーズカード(SFC)の発行資格を得られることにあります。

 

SFCは通常よりも厳しい審査基準がありプラチナメンバーにならなければ申し込みすら受け付けてもらえません。

 

SFCはクレジットカードの一つですがANAマイレージクラブの上級会員だけが発行資格を得られる特別なクレジットカードでSFCを所持し続けている限り半永久的にANA上級会員のサービスを受けることができます。

 

まさにANAユーザーにとっては夢のようなクレジットカード。

 

しかしプラチナメンバーになっても審査で落とされるケースもあるようですが...

 

 

前置きが随分と長くなってしまいましたが今年最後のANAの旅は沖縄本島へ。

 

吹雪のなか9時35分、秋田空港を出発。

 

 

中継地の羽田空港は修学旅行生が多く非常に混雑していました。

 

混雑の影響からか羽田空港の出発が遅れたため那覇空港には定刻より少し遅れて14時45分に到着。

 

那覇空港の滑走路は自衛隊と共用になっており誘導路を進むと自衛隊機を見ることができます。

 

 

飛行機を降りて直ぐに上級会員の威力を発揮。

 

いち早く荷物が流れてくるためタイムロスが少なくストレスフリー。

手荷物のタグにはプライオリティの文字が。

 

 

荷物を受け取り沖縄本島での旅行が始まりました。

 

 

2022年 野鳥観察の旅 in 沖縄本島(冬) ①

 

 

早々にレンタカーの送迎場所へ移動し順調に事が運んでいたもののここでタイムロス。

那覇市は慢性的に渋滞していることからレンタカーステーションへ到着するまで20分以上掛かってしまいました。

 

手続きを済ませレンタカーステーションを出発できたのは15時40分。

この日は特に予定を入れていなかったため宿泊先である名護市を目指す前に空港から最寄りの観察地へ。

 

着いて直ぐ目にしたのはヘラサギとクロツラヘラサギの混群。

 

 

シギチもそこそこの数が見られ一際数が多かったのはアオアシシギでした。

 

 

群れのなかにはソリハシセイタカシギも4羽確認。

そのうちの1羽を比較的近い距離で観察。

 

 

簡単に観察を済ませこの時の時刻は16時30分。

陽も傾き加減であったことから宿泊先を目指し移動を開始しましたが、道すがら有名な探鳥地へ寄り道してみることに。

 

到着したのは17時30分ということもあり既に薄暗い状態でしたが、種の確認程度でもと農耕地を見て回りました。

 

休耕田ではアオアシシギ・セイタカシギ・タシギなどを確認。

 

 

特に気になるような種は確認できませんでしたが、この様な環境が整っていることを羨ましくも思いました。

 

 

辺りがすっかり暗くなった頃、名護市へ到着。

しかし宿へは行かず国頭村まで一気に北上。

 

全くの思い付きでしたが、やんばるの森でナイトウォッチングをしようと車を走らせていたところ、間もなく現地へ到着といったタイミングでまさかの土砂降り。

 

時間を掛けてやんばるまでやって来ただけに引き返すという選択肢はなく雨の降るなか渋々ナイトウォッチングを始めましたが...

 

 

樹上で寝ているはずのヤンバルクイナが見つかりません。

 

雨だけではなく風も強まったことが影響したのか、それとも時期的な問題なのか。

 

結局この日はリュウキュウコノハズクを1羽見つけただけに留まり想定したような観察をすることはできませんでした。

 

 

2022年12月9日

 

 

日程2日目。

 

前夜から降り出した雨は止むこともなく、この日は終日雨予報。

 

外でのレジャーは出来そうにもなかったことからジンベイザメの展示で有名な美ら海水族館へ行ってみることに。

 

混雑する前にと午前8時半のオープンに合わせ朝一番に行ってみましたが観光バスがずらりと並び修学旅行生の大行列。

 

入り口前にはジンベイザメのモニュメントが。

 

 

天気が良ければこの場所も人でごった返していることでしょう。

しかし荒れ模様の天候ということもあり写真だけ見ると閑散とした様子です。

 

入場の手続きを済ませ中へ進むと魚がいっぱい。

 

 

当たり前の事を言いましたが成人になってから水族館に来たのは初めてとあって浮き足立った感覚でした。

 

修学旅行生に混ざり水槽の前に立ち止まっては進んでを繰り返します。

魚種はカラフルなものから見たこともないような形をしたものなど様々。

 

テレビで観るような魚も多く見られましたが、こちらは愛嬌たっぷりで修学旅行生にも人気抜群。

 

 

館内は其々のエリアによってテーマがあり、見られる生き物も異なりました。

 

フワフワと漂うように動くクラゲを目の前にして悪戦苦闘。

鳥ばかり撮っているせいか、こうした生き物はどの様に撮ったらよいのか分かりません。

 

 

撮影に夢中になっていると背後から『ガチカメラの人がいる(笑)ちょっと待とう(笑)』と女子高生の笑い声が聞こえてきました。

 

オジサンは早々に場所を譲りiPhoneで撮影する女子高生の画像を見てみたところ私が撮影した画像よりも遥かに綺麗...

 

 

実際問題、クラゲだけではなく何処に居ても修学旅行生が撮影するスマホの画像を目にしましたがどの子も上手に撮影していました。

 

ガチカメラを持ったオジサンは腕がないのでスマホに勝てません。

 

 

館内を暫く進むと一際大きな水槽の前に。

美ら海水族館のメインスポット“黒潮の海”です。

 

ここで直ぐ目に入ったのは魚類最大のジンベイザメ。

 

 

体長は8.8mもあるそうです。

 

同時に世界初の繁殖に成功したナンヨウマンタも見ることができました。

 

 

餌やりの時間がイベントのようになっており、ナンヨウマンタが回転しながら採餌をする様子やジンベイザメが立ち泳ぎをしながら餌を飲み込む様子を観察することができました。

 

ジンベイザメが餌を飲み込む様子は豪快。

 

 

この後は別エリアでウミガメやマナティを観察。

 

 

荒れ模様の天候は変わることなく外での移動を躊躇うほどでしたが、間もなくイルカのショーが始まるとのことでそちらへ行ってみることに。

 

半ドーム型の施設であったため雨の影響を受けることなく観覧できたまでは良かったのですが、私にとって苦手な時間が始まりました。

 

 

イルカの紹介と共に始まったショータイム。

スタッフが観客に対し手拍子や体の振り付けを求めますが、こういった動作が大の苦手。

 

私は周りと一緒に盛り上がれないタイプなのです。

 

 

修学旅行生やその他のお客さんが大きく体を揺すり手拍子をするなか、私は皇族のように姿勢正しく控えめな手拍子。

 

アルコールの力を借りなければ私には無理でした...

 

それでも人生初のイルカのショーは楽しかった。

 

 

一頻り水族館を楽しんだところで時刻を確認すると11時を過ぎており、この日お目当てとしていた食事処へ。

 

11時半のオープンと同時に満席になってしまうという車海老の養殖場が営む人気店。

この日は悪天候が影響したのか、11時40分の到着でも辛うじて席を確保することができました。

 

選らんだメニューはお店イチ推しの車えび定食です。

 

 

新鮮なだけあって弾力が凄く味もしっかりとしていました。

今まで食べた海老料理のなかでも群を抜いていたと思います。

 

 

お腹いっぱい食べた後は国頭村の道の駅へ。

 

天候が悪いうちにお土産の下見をしようと思い足を運びましたが、ヤンバルクイナをモチーフにした商品が多く目移りしてしまいました。

 

 

だいたいの目星を付けたところでやんばるの森へ。

 

この日はやんばるに宿を取っていたことから日没時刻までヤンバルクイナを探してみることに。

 

しかし悪天候のなか動き回っても成果は得られないだろうと考え、過去に目撃した場所で出待ちをしてみたもののヤンバルクイナは待てど暮らせど姿を現しません。

 

雨が小康状態となった頃、ホントウアカヒゲの地鳴きが聞こえ鳴き声を頼りに動向を探ってみると...

 

 

以前の旅行ではなかなか撮影の難しかった成鳥雄が目の前に現れました。

 

これだけでも充分嬉しかったのですが更に囀りも披露。

 

 

付近では別個体が囀っており、尾羽を開きながら囀る様子は縄張りを主張する為の行動だったのかもしれません。

 

 

不意に道路へ降りると小さなミミズを捕食。

しかし薄暗い環境での撮影であったため、その瞬間を止めることはできませんでした。

 

撮影させてもらえたのは事後のこと。

 

 

残念ならがヤンバルクイナを見ることはできませんでしたが、ホントウアカヒゲを目の前で観察することができ観光も含めて良い一日となりました。

 

翌日は探鳥を兼ねて観光名所へ足を運びましたが、そちらの様子は後日更新の日記へ続きます。