メールはこちらから

 

 

X (旧Twitter)はこちらから

 

 

2018年5月20日 17/6℃ 晴れ




待ちに待った日曜日。

前日は緒先輩方の楽しげな観察様子を耳にし、Twitter上には見たこともないような鳥の画像がちらほら・・・

勤務中に入る珍鳥情報は精神衛生上よろしくありません。
金曜日の荒天の影響かカラフトアオアシシギに続きコシジロアジサシなど珍しいどころを始め、至るところにシギチが避難してきているとのことでした。


果たして頂いた情報をモノにできるのか。
満を持して快晴の朝を迎えました。

観察場所に向かう道中、海沿いを走行していると洋上に見える白い帯。
確認してみるとアジサシの群れであることが判り、相当な数が移動しているようです。


程なくしてコシジロアジサシが確認された場所に着くと沢山のアジサシが飛び交っていました。

大雨の影響で未だ水の引かない田んぼの畦道にはずらりと並ぶアジサシたち。

 

 

旅鳥として見られるアジサシですが、こちらは金曜日の大雨の際に避難してきた個体群のようです。

一足先に現地入りをしていた師によると『コシジロアジサシは確認できていない』とのことで、更にカラフトアオアシシギが見られた田んぼの方はもぬけの殻になっているとか。

う~ん、やはり天候が回復したことで抜けてしまったか・・・

とは言ってもアジサシをゆっくり観察できるのは久しぶりだったので、他のアジサシ類が飛来してくれることを期待しながら腰を据えて観察してみることにしました。

 

 

時々飛び立っては辺りを旋回し再び同じ畦道に降りてきます。

飛び立ったアジサシはこちらに向かって何度も頭上を通過するので写真は撮り放題。

 

 

 

アジサシが飛翔する姿はスタイリッシュでかっこいい。

 

 

天気も良いので景色を活かし鳥のいる風景を。

背景に写るのは男鹿市の寒風山。

 

 

アジサシは海にダイブし魚を獲る鳥ですが、流石に田んぼにダイブする訳にいかず水面ギリギリのところで何かを獲っていました。

しかし何を獲っていたのかは判らず終い。

 

 

暫く見ていると群れは少し場所を移動。

移動してくれたことでアジサシとの距離が縮まりました。

 

 

 

寛ぐ時間が長かったのでここでは動画撮影を。

 

 

この後は背面の撮影にチャレンジ。

コアジサシほど動きが変則的ではないので撮影は容易かと思いきや意外と難しい。

 

 

アジサシの撮影を楽しむ傍ら、少し離れた田んぼを見てみるとアカエリヒレアシシギが入っていて餌を採っている様子。

港での観察が記憶に新しかったものの、田んぼにいる姿も面白いのでこちらも撮影してみます。

 

 

これは寄せた訳ではなく寄ってきたところを撮影した写真。

よく私は「目の前に」という言葉を使いますが、どんなものか一緒に観察していた友人に撮ってもらいました。

 

 

一部禿げてるように見える頭は寝癖ですので悪しからず。

この写真でも距離がある方で、最短距離は手で触れる程でした。
手持ちのレンズではとても撮影できる距離ではなかったので、ここはスマホで動画撮影。

 

忙しなく動き回り、目の前を通過していくアカエリヒレアシシギはとても可愛いかったです。


このようにして観察というより撮影を楽しんでいると次第に鳥たちは田んぼを離れていきました。
時刻を確認すると間もなく10時。
この後は何処で観察しようかと悩んでいたところに謎の鳥が飛来。

こちらについては次回の日記でお話したいと思います。

 

 

つづく。